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2020年もう身体は要らない


精神と身体は全く異なるものだと、強く思い込むことが今私を生かす思想だ。
私の身体はただのパッケージ。そこに愛着や可哀想だとかそんなものは存在しない。
私の身体は私の所有物であるが、私本体では無い…。


私の生活では身体に感情移入すると受け入れ難いことが沢山ある。
生きていくにはこう言った思想で鎧を作るしかないのだ。
実態に拘る必要は無い、真実など無い、あるのは記録だけ…。何処にも行けない私は何処でも生きていける。
身体に囚われるから苦しいのだ。精神は遍在する。私は何処にもいないし何処にでもいる。
これが私の理想。


痛みで体を繋ぎ止めようとしてもいつかは限界が来る。
早くこんな着ぐるみ捨てて行きたいよ。
こんなものを意識するから私たちは何処にも行けない、ってだけ。

こんな時代にはもはや実体の必要性も、それが持つ意味もないのかもね。
悲しいかな、日々、この思想が極端なものでは無くなっていくよ。

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