読書感想文「タイムカプセルを読んで」
私は「バンドマンに曲にされテェ〜」としょっちゅう言っている。それは他人の中に自分が存在していて欲しいという承認欲求から来るものかもしれないが、人生という物語的な文脈の中では自分は主役であり脇役だ。誰かの物語の中では私はなんてことない脇役で「あ〜、そう言えばそんな子居たねえ」とか言われてるんだろう。
この本は作者の目線で最後まで書き進められており、自分語り的な要素が殆どだ。しかし、友人や家族などの登場人物は個性的でとても魅力的に描かれている。(実際にキャラが濃いのだろうが。)バ