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後厄とご祈祷と助詞と個人情報と〜伊勢日記〜

今年は30代2回目の後厄である。
(年齢をバラしているようなものである。)
昨年の本厄はちょっとキツかった…。
大きな事故や大病に見舞われることはなかったけれど、扁桃炎4回、声帯炎2回、副鼻腔炎2回に胃腸炎その他…。
個人的な昨年の「今年の漢字」は「炎」である。
月イチペースで「カラダの一部がホット!ホット!」である。
藤井隆さんの吉本新喜劇時代のネタである。
(意味合いは少し異なるけれども。)
そんなこんなで、私がもう小学校の頃くらいから毎年行っている「お伊勢参り」に行ってきた。
厄祓いとして、15,000炎…じゃなかった15,000円を払って(お高い!)、お神楽でご祈祷をしてもらった。

話は遡って1週間前。
職場にて、お偉いさんに提出する文書の校正を、上司数名と行った。
内容はもちろんのこと、「接続詞をこう変えたら、次の助詞は…」といった「てにをは」の話まで。
こんな話になるといつも思う。
「日本語ってムズカシイ!!」
そして、どんどん校正していくと、必ずと言っていいほど現れる事象がある。
「あ、この部分、助詞の『の』が3つ連なってる…」
私は、公用文のようなお堅い文章を作成することがとても苦手で、「てにをは」もおかしい部分があるし、いつもついついnoteに綴っているような平たい文章になってしまうのだが、「助詞の『の』が続くこと」については、なぜかわりとザワザワするのだ。
(ちなみに公用文の達人と言っていい上司いわく、「『の』は3つまでならセーフ」とのこと。)

このやり取りがあった日の帰り道、ふと思った。
伊勢神宮のご祈祷って『の』多くなりがちじゃなかったっけ?
「○○(番地手前までの住所)に住まいし、○○の○○の○○の○○を請い願わくば、○○の○○(名前)」
うーん、アレ?思い込み?
今回のお伊勢参りはそんな答え合わせも楽しみにしつつ、ご祈祷に望んだ。

しかし。

今年のご祈祷してくれる人、何言ってるのか全然分からなかったのだ!!
中川家の礼二さんがよくやっているような車掌さんあるあるの喋り方があるように、毎年ご祈祷してくれる人は、ご祈祷あるあるのような喋り方をしているのだが、今年の人は、そのなかでもとっても「クセ強」だったのである。
受付で書いた住所はかろうじて聞き取れたが、自分の名前とお願いごと(厄祓い)は全然聞き取れないレベル!!
こんなの、助詞の『の』どころじゃないよ!
もはや『の』よりも、今ご祈祷してくれている人が普段どんな喋り方してるかの方が気になったよ!
…というわけで、答えは1年後まで持ち越しである。

そして、今日ご祈祷をしてもらいつつ、またふと気になったことが。
いまやパワースポットして大人気の伊勢神宮。
お神楽でのご祈祷なんて、個人個人別々ではやっていられない。
なので、大きい部屋に通されて、結構な人数が一斉にご祈祷されるのだが、住所(番地手前まで)とフルネームとお願いごとが、みんなの前で発表されてしまうのである。
どの会社でも、今は個人情報保護をはじめ、コンプライアンスが重視されているし、私の職場もご多分にもれず、その分野についてはピリピリしている。
ご祈祷前には、「御神前であるため撮影、録音禁止」という説明が毎回あるのだけれども。
普段職場でピリピリしている分、「ええんか?」とちょっと違和感を感じてしまったのである。
文句を言いたいわけではない、普段とのギャップを感じただけ。
文句があるなら他の所で個別にご祈祷をしてもらったらいいわけだしね。
たぶん、来年の今頃も、厄ではないけれど、伊勢神宮で「家内安全」とか「身体健全」とかでご祈祷してもらうのだろう。

しかし、私の30代、スピリチュアルな分野で言えば、31歳から33歳まで厄年、その間は大殺界、大殺界抜けたら30代2回目の厄年がくるという…長い長い冬の時代である。
去年も同様に伊勢神宮でご祈祷してもらったけれど、ほとんど毎月体調不良で地味にしんどい年だったので、ご祈祷や御札をもらうほかに、厄除け守も買っておいた。
まあ、去年もご祈祷したからこそ、大病や大事故になるはずが、プチトラブルに変換されたとポジティブにとらえれば良いのだけれどもね。
でも、毎月の体調不良は今年は勘弁してほしいものである。

タイトルのわりに、今日はそれらしいオチがつけられなかった気がする。
『の』の答え合わせできなかったし。
そして、伊勢神宮は毎年行っているので、観光関連の写真も一切撮っていない。
伊勢神宮という荘厳な雰囲気のなかで、カメラを構えられない、ということもある。

まあ、旅館で美味しい物食べて、温泉入ったし、今日はもうゆっくり休んで、また明日朝風呂でも入るか!
(美味しい物の写真も一切ナシ…。)

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