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血と髪~旧暦霜月~

今月の野菜「黒豆」

お正月といえば、御節(おせち)料理。本来の表記は「御節供(おせつく)」と書きます。

普段口にしないような、ちょっと手間で、ちょっと貴重なものを、節目(節)に集まり、神さまに捧げ、それをみんなで一緒(供)になって食し、英気を養ったり、

食を供にした、神さま、ご先祖さま、家族、親族、友人たちとの結びつきを強めてくれる。それが「おせち」。五節句(春の七草、雛祭り、端午、七夕、重陽)といった御節供がある中でも、お正月はやっぱりちょっと特別。

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そしてそんなお正月のお重には、冬の養生食材がいっぱい。昆布、ごまめ、
栗きんとん、エビ、黒豆といった食材は、この時季に養生したい臓腑である腎を養ってくれます。

また黒豆は、お酒や食べ過ぎによるむくみの解消にも役立ってくれるので、おせちの食材としては、ぴったりですね。笑。


血と髪

中医学では髪のことを「血余(ケツヨ)」と呼び、血の健やかさが、潤いの
ある、黒々とした艶やかな髪を育むと考えています。

血を養ってくれる食材(補血)は、ほうれん草、にんじん、なつめ、クコの
実、レバー、牛肉、豚肉、鶏肉、鮭、マグロ、たこ、イカなど。

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また臓腑では、腎が白髪や抜け毛といったことに、大きく関与しています。そんな腎を養ってくれる食材(補腎)は、昆布、ひじき、ワカメ、小魚といった海産物や、黒豆、黒ごま、黒きくらげなどの黒いもの。

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また牡蠣、ほたて、あわびなどの貝類や、くるみ、栗、落花生といった外側が堅いものなど。

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血を育み、腎を養ってくれる、そんな食材が、今回紹介した「黒豆」です。(黒きくらげも優秀)

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血が減ってしまう一因に挙げられるが、目の使い過ぎ。まぁ、わかっちゃいるけど、、、汗

その他、血の不足による症状としては、目がかすむ、爪が割れやすい、集中力の低下、手足の冷えなど。

また、不眠、夢をよく見る、悪夢が多いというのは、血の不足が一因であると中医学では考えるので、血を養えば、いい初夢が見れるかも★★★


髪には「太谿(たいけい)」

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内くるぶしとアキレス腱の間にある補腎のツボ。血を養いたい時は「三陰交」ダイレクトに頭のてっぺんにある「百会」でもOK。


ゆらね養生雑記 旧暦霜月号


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