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血と眼~旧暦文月~

今月の野菜「ぶどう」

好きな果物ベスト3を今選ぶならば(8/4現在)、1位は「桃」ですが、そろそろ本命のお出ましとなります。そう「ぶどう」。そんなことを言いつつ、秋が深まれば「りんご」がヒョイっと抜きん出るのが毎年恒例とはなっております。

とにかくこれからの時期、巨峰やシャインマスカットが冷蔵庫に入ってて(←そうそうありませんが。今年は特に高嶺の花。。。)それを食後に少し食べる。僕にとってこの時季の贅沢です。愉悦。

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ぶどうの効能は、氣血津液といった生命活動を担う物質を養ってくれる食材。暑が長け続くこの時季には、まさにぴったりなフルーツ。味覚の好み同様、僕のカラダ自身が求めているのかもしれませんね。

ちなみに、皮についている白い粉はブルームと呼ばれる物質で、表面を保護してくれていて、新鮮さの証なんだそうな。白い粉って書くと怪しいな。笑。


血と眼

眼の充血、眼のかすみ、眼の乾燥といった症状は肝血の不足によって、眼を養えずに起こると考えます。実際、生理学的にも眼は大量の血液を要しますので、経験則としての氣づきだったのでしょう。

肝というのは、レバーを想像していただいてもわかるように血の塊。中医学では「肝は蔵血を司る」といって、カラダにとって必要な血の量を調整する役割を担っています。その肝に血が不足することによって、眼に運ぶ血が足りなくなって、前述のような症状がみられます。他には爪の色が悪い、爪が割れやすい、不眠、健忘、耳鳴り、めまい、手足のしびれ、足がつる、など。

そういった時には、旬の食材でいえば、トマト、ブルーベリー、ライチ、桃、そしてぶどう。

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また通年のものでいえば、牛乳、ヨーグルト、たまご、黒きくらげ、黒胡麻、黒豆、蜂蜜など。

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あとは、就寝前のスマホはちょっと控え目にして、早寝。血の消耗を少なくして、睡眠で補充ってことですね。

旧暦的にいえば、八朔(9月17日)まで昼寝キャンペーンです。隙あらば寝て蓄えましょう。


眼の不調には「睛明」

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眉頭の下、眼のくぼみ辺りにあります。痛キモチいい程度に刺激するのが◎


ゆらね養生雑記 旧暦文月号


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