見出し画像

えちえちがきつい

 ずっとタイルを貼っていました。落ち着くので……。

 淫蕩を嬉しそうに詠うことはアートじゃないな、人間らしさかも知れないけれど、創作や創造ではないし、芸術じゃないし、
 と、思ったとき、「天才なので」と名乗っているアーティストへの違和感についてのピースが嵌りました。幾らか天才でも天災でも、アートじゃないな。私は苦手なのですそういうの。えろいことしようなんて楽しく云えるのは人生の数分の一の季節でしかないのに。でも、私は彼女の歌に好きな曲が幾つもあって、最近は引き裂かれている。

 いや、エロが嫌いなんじゃなくて。(大好きだとか云ったりしないけど)山本直樹先生と『センチメントの季節』に洗礼された世代なので、エロ表現の否定ではないです。

 性的関係について、立場上のというより生命としての上下が発生している(SMゲームではなく強姦や、男女差についての無為な駆け引き)、そんな淫蕩を歌にしたり小説にして、それが影絵が反転するようにえっちはステキ、に翻しても、それは結局下卑ではないか? つまり人間らしくないということだ。そういう奴は、人間以外のもののように発情期を定めて貰って生きた方が良いということだ。加害性があるからな。

 なんか色々云ってるけど、淫蕩が歌詞になってイヤフォンから流れてくるのがつらいな、という話でした。私だって自主的にそんなことに悩む性質になりたくなかったよ。ねこちゃんは寝てます。

 自主的作業療法だッ。とばかりに、取っておいたタイルをボードに貼り目地を削ったりしています。もっと他にやることがあるでしょ! ねこちゃんはそう云いました。とそちゃん、色々、詰んでるにゃあにゃあ。



 私はときどき「とそ」と呼ばれています。屠り蘇らせる。


 明日は「なつきにけらし」というブックセレクトごっこをします。色んなひとにやってみて欲しいけれど誘う能力が無いので、現状ふたりきり企画です。要旨を書かずに云うのもあれだけど、あなたもやりませんか?
 本当は初夏にやりたかったんですけどね。

 主旨は下記リンク先へどうぞ。



サポートしていただくと、画材・手工芸材などに使わせていただきます。もっと良い作品を届けられますように。