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演出次第・キャスト次第の懐の深い脚本:生徒役「丸山千尋」さん

劇団ゆらじしゃく『授業』の公演本番まで、いよいよ3週間に迫ってきました。

今回は、生徒役を務める丸山千尋さんに、これまでの数ヶ月の振り返り、そして本番への意気込みについて教えてもらいました。

——— 『授業』の稽古が始まってから2ヶ月が経ちました。この2ヶ月を振り返っていかがでしたか?

とっても楽しかった、というのが一番の感想です。昨年、第一子を出産し、その間は仕事をしておらず、日中は子どもと2人で過ごす時間が長かったこともあり。この2ヶ月間は、稽古を通じて、ゆらじしゃくのメンバーと時間を過ごせていることで、精神的な広がりが出てきて、すごく楽しいです。

主宰の菜々子とは、以前から「子どもが産まれても、一緒に演劇やろうね!」とは言っていたのですが、今回、その約束が本当に実現できていて、驚いています。色々な人の協力のもと、理想的な形で稽古に参加できており、すごく嬉しい2ヶ月間でした。

お子さんと一緒に稽古を進めています!

今回の公演は、さまざまな運が重なっていて、まず主宰の菜々子がロンドン留学に行く手前だったこと、今の私は、週3勤務で働いていて、教授役の田中さんともスケジュールが合わせられて、平日の日中に稽古ができていること。本当に恵まれているな!と実感しています。

——— 2ヶ月間の稽古の中で、脚本の印象は変化しましたか?

最初に読んだ時から、脚本の印象は変わっていないかもしれません。実は、最初に脚本を読んだ時から、菜々子がダブルキャストのアイディアを思いついていたんですよね。『授業』は、脚本自体の懐が深く、演出次第・キャスト次第…という、ポテンシャルを備えた脚本になっています。そうした印象は当初と変わっていないです。

また、ダブルキャストであるたまちゃん(加藤瑶子)側の演技は、あえて、これまで1回も観ていません。全く違う形で進んでいるであろう、たまちゃんの演技もすごく楽しみです。また、私のチームも、この2ヶ月を通じて、かなり変わってきています。この舞台は正解がないからこそ、今後さらに、ダブルキャストの個性が出てくると思っています。

——— 本番に向けて、今後さらに準備していきたいポイントはありますか?

この間の稽古で、舞台のクライマックスの欠片のようなものが共有できました。

実は、最後のシーンはずっと掴みかねていて。そのシーンに至るまでは「確実におもしろい!」という自負を持っているのですが、最後のシーンだけは、「形は出来ているけど、まだおもしろいかわからない…」と感じていたんです。そこから、やっとゴールにいけそうな感じを掴めたので、本番までにさらに準備をしていきたいです。

——— ありがとうございました!

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