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『現代思想入門』1章だけ噛み砕き尽くす

私は頭が悪すぎるので、分かりやすいとされている千葉雅也先生の「現代思想入門」を読んでいても、まるで読んでいてもチンプンカンプンだったんですが、今日久しぶりに読んだら大枠の意味が分かってきたので自分なりに1章だけ解説していこうと思います。

難しい文を読むコツ

私は難しめの文が読めないのですが、難しい文は意外と結構似ているようなことをずっと書いてくれているので、ちゃちゃ〜っと流し読み感覚で読んでみると、内容の主体性や大事な部分が見えてくるのでおすすめです。

読者は(特に私は金欠で)お金を払って読んでいるので、「一言一句読み逃すまい」となりがちですが、その固定概念から離れて読んでみると意外とわかったり来たりします。後になってまた分からなくなったり気になったらよく読んでみるのが良くて、私と同じような人は流し読みで全体の輪郭を掴んでおおよそで理解すると分からなかった部分もわかってくると思います。

著者の書きたいことをなんとなく予想しながら気楽に読んでみる、というふうにも言えるかもしれませんね。


「脱構築」

超ざっくり言うとこの本は「"脱構築"な考え方をしていこうね」という本なのですが、1章ではそのデリダが解いた「脱構築」が何なのか、を説明しています。

唐突ですが、生活していると何かと何かで迷う時がありますよね。
お昼は「パン」か「焼きそば」どっちにしようとか。
"脱構築"とは、そこで「焼きそばパン」を提案するみたいなノリです。

まぁ「パン」と「焼きそば」だと分かりやすいですし「焼きそばパン」と言うちょうど良いとこどりの食べ物があって良かったんですが、もちろん実際にはもっと難しい問題が世の中や人生には溢れています。

そこで「そもそもどっちかが良いとか悪いとか考えるのをやめようよ」と考えたのが1章の主人公のデリダなんですが、端的に言えば「悩んでる二つはどっちも一長一短なんだから、極端に決め過ぎんな」でもあってこれが『脱構築』なんです。

もうちょっと難しく書くと、色んな主義同士(二項対立)がぶつかり合う中で、そもそも主義に囚われすぎない「脱"主義"主義」が『脱構築』と言えるんだと私は解釈しました。

もちろん本の中では、もっと詳しく面白く書いてあるのでぜひ読んでみてください。
私と同じで、1章でわけわかめになった人向けの文でした。
ここからが面白いので読んでください、ぜひ!!!!

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