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介護の仕事を引退し、足の病気と向き合いながら、ライターの勉強しています。自分の思いを書…

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介護の仕事を引退し、足の病気と向き合いながら、ライターの勉強しています。自分の思いを書ける喜びを大事に、今を大切にしていきたい。 みなさんに読んでもらえたら嬉しいです。

最近の記事

認知症と介護の怖さや悲しみ

認知症はその人の人格まで変えてしまう。恐ろしくも悲しい病気。 日中は穏やかだったりしていても、夜間にガラリと変わるということがほとんどのような気がする。 穏やかで、いつもニコニコしていた、おじいちゃん。人当たりもよくて、居室に入った時は、楽しくお話していた。みんなからもいい利用者さん、いい人だねと言われるくらい。 でもそれは、日中だけのことだった 夜間になると、顔は険しくなってコールをずっと鳴らしては、飯はまだなのか!と叫び出す。 眠前薬も、「殺されるー」と吐き出したり

    • 頭の中に残る夢

      ほわほわとした空間 遠くから泣き叫ぶ女の子 どこかで見たような容姿 古い駅の外にいて 眺めることしかできない      僕 視界がぼやけていく中で 君は泣きながら 線路に飛び込んでいった 女の子が泣きながら飛び込んだ 最後のメッセージは 今でも謎のままに 消えない夢

      • 老後の恋心は何色

        どんなに年を取っても、恋心というのは消えない。 そう感じたのは、この介護の仕事を始めたての10代の時。 右も左もわからない僕は、利用者と話したり、食事の配膳をしたりと 介護助手のようなことしかやらしてもらえなかった。 まだ仕事という認識もなく、サボろうと考えたりしては、利用者の居室で時間をつぶして遊んでいた。 よく遊びに行っていたのは、もう100歳を過ぎたおばぁちゃんの居室。 杖で歩行はできるのに、車椅子にしてくれなど、わがままばかり。 気が強い介護スタッフと、よく言い

        • 認知症という悪魔

          認知症はいろいろな症状が出る。単なる物忘れだけじゃない。 介護の仕事をしてきた中で、一番怖かった認知症状 幻覚・・・幻聴・・・ 夜勤をやっていると、平和に終わるということはあまりない。 逆に利用者の行動に、背筋を凍らすことが多い。 仮眠から戻ると、風の入る音が聞こえたので居室を見て回る。 利用者の居室に入ると、ベットにも部屋の中にもいない。 一瞬で目が覚めて、胸がざわついた。 ふとベランダのほうを見ると、窓が開いてカーテンが揺れているのが目に入る。 終わった・・と思

        認知症と介護の怖さや悲しみ

          自己紹介とあいさつ

          はじめまして!ゆらといいます。 わたしがなぜnoteを書こうと思ったのかを伝えたいと思います。 わたしは長年、介護士として勤めてきましたが、両足の難病にかかってしまい引退となりました。 介護の仕事一本でやってきたこともあり、ショックは大きかった。 足に負担がかからない仕事とは何か?何ができるんだろうと考えていた時に、文章書くの好きというのが浮かびました。 勉強しながら、在宅でも仕事ができるようになればと。 そこで出会ったのがnoteでした。 練習として書きながら、次に繋

          自己紹介とあいさつ