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地球がやさしさに包まれたなら

去年のお話ですが、グランドキャニオンのバックカントリーキャンプに行ってきました。今までは実は4回ほど訪れたのにもかかわらず、全部観光用の展望台からで、いつかはキャニオンの中に行きたかったので、今回ようやく叶いました。
食料と水を充分に入れバックパックを背負いながら歩き続けた5日間は過酷なものでした。それと同時に、地球の素晴らしさや自然の偉大さを体感することができ、人間というものはこの壮大な自然の中で活かされているものだとつくづく感じたものです。

5日間のキャンプの中で、重い荷物とともに体を動かしながら考えていました。
「この大自然に活かされている私たちは本当に自然に対して感謝できているのか、感謝を忘れ、破壊しているのではないか。。。」
日常生活に戻ってふと周りを見渡してみると、自然破壊していることの方が目に写ります。

まず、私が日常生活に戻った後に使用したペットボトルがリサイクルされていないという内容の記事を見つけました。リサイクルにペットボトルのゴミを出しているのも関わらず、リサイクルしなければただの環境破壊ですよね。
グランドキャニオンの内部で出会ったキャンパーや旅人はペットボトルを持っている人は全くいませんでした。キャニオン内ではゴミを残さないことも厳しく定められています。
日本はマスコミによるペットボトルを使用したジュースの販売促進などで新作が出れば皆が買いに行き、ちょっと喉が乾いたからと行ってコンビニにペットボトルを買いに行く。買うだけで、リサイクルされないということは買うたびに自然破壊をしている様なものです。

そして、今ではTesraなどの電気自動車やハイブリッドなどが出回っていますが、未だに高くて、実際これらを持っている人はまだまだ少ないです。それよりも欧米ではまだまだディーゼルで走っています。ディーゼルはガソリン代も安いし、距離があるので、プライベート空間が守られている車が一番です。グランドキャニオン内では救助用や商業運搬用のヘリコプター以外は全てMuteと呼ばれる馬で運ぶのが昔からの手法です。そのため、キャニオン内Muteを優先に歩きますし、トレッキングの階段の幅はほぼMuteに合わせています。都市部では空気汚染がひどくなり人々に呼吸器疾患をもたらしてしまうのは、やはり自動車のガソリンの使用が大きいのではないですか?

5日間のバックカントリーではグランドキャニオン内でいくつかのキャンプ場があり夜はテントを張って自然の光と生活しました。当日は満月でしたので、月が山から除いた時、久しぶりに自然の光を感じた感動は今でも覚えています。私たちの日常はほとんど自宅の電気や街明かりで生活しています。防犯のために店などは夜通し電気をつけているところもほとんどです。ビルの明かりが目立つ大都市の夜景は綺麗でしょう。夜でも明るい都市部はいかに電気の消費量が高いかわかります。月光を浴びてみたり、星の光を眺めたりするのも夜景の一つですし、この自然の力というのはどれほどすごいか体感してみてはいかがでしょうか。

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グランドキャニオンの中をトレッキングした時、過去の4回の訪問の感動は全て忘れてしまいました。本当にグランドキャニオンの自然を満喫したいなら、是非内側に行くべきです。そして、いかに私たちは自然を破壊しようとしているかを感じることができます。もしこのnoteを最後まで読んでくださった人が共感してもらえたら、まずはペットボトルを買うのを止めてステンレスボトルでティーパック使用に変えることからしてみませんか?

地球が優しさに包まれたなら、私たちはもっと生きやすい生活になるはずです。


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