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とある東大生のシンプルで手軽な学習計画法の紹介

今回は私が日々実践している学習計画の立て方について書きたいと思います。

思えば、学校では勉強の内容については教えてくれるのに、なかなか勉強の計画の仕方は教えてくれません。しかし、勉強の中身以上に大事なのが計画の立て方だと私は思っています。せっかくの努力も、やり方や方法がズレているために成果につながらなかったらもったいないからです。

今回紹介する方法は、一言で言えば「ゴールからの逆算」です。大きな目標を、小さなタスクへと徐々に分解していくことで、実効性ある計画にするというものです。ズボラな私でも省エネルギーで機械的に実効性ある計画やタスクリストが作れる手軽な方法です。私が東大受験に際して研究し実践した方法でもあるので受験生にもオススメですし、社会人で学習に取り組んでいる方、テストを効率的に突破したい大学生にも参考になればと思います。

1.長期的な目標を決める

例:〇〇資格取得 〇〇大学合格 定期テストで全単位取得 など

まずは、自分が達成したい目標を明確に宣言しましょう。できれば日付が決まっている目標が望ましいです。コロナ情勢で先が読めない場合でも、仮想のゴール日程を決めておくのがお勧めです。ゴールからの逆算という発想で計画を立てるためです。

目標を選ぶ際に大事なのは、自分の価値観や希望にあったゴールを設定することだと思います。人にどう思われるかはさておいて、自分が考えてウキウキするような、絶対に達成したいと思える目標を選ぶのが大切だと思います。

2.月ごとの目標に落としこむ

例:5月は英語・数学の基礎固め 11月は過去問演習 など

1で定めた目標を叶えるために、通らなければならないステップ・ルートを思い描き、書き出しましょう。ステップを矢印で繋ぎながらフローチャートのように書くのがお勧めです。この際、基本となる考えは、序盤は基礎固めを大切にし、後半に応用・実践を持っていくことだと思っています。

3.週ごとのタスクに落としこむ

月ごとの予定が決まったら、それを週ごとの目標に分割します。1ヶ月は基本4週間なので4分割すればいいわけですね。この週はこの科目中心に基本書の確認、とか、この問題集を終わらせるなど、2の目標を達成するために必要な具体的なタスクを考えていきましょう。難しい場合は、とりあえず最初の週だけ決めておいて、どれくらい実行できたかで翌週以降の作戦を考えても大丈夫です👌

4.日々のタスクに落としこむ

3で立てた週ごとのやるべきことを週のうちどの日に取り組むか決めましょう。この際のポイントは2つあります。

1つ目が予備日(休みの日)を設けることです。人は計画を立ててもなかなかその通りには実行できないものです。週に2日ほど余裕を持たせておくことで、他の日に取り組みそびれたタスクを消化できます。もし計画通り進んでいたら、予備日は思い切って好きなことをして休みましょう。予備日に好きなことに取り組むために、他の日は一生懸命頑張る!💪というモチベーションにもつながります。

2つ目が反復して習慣化しやすい単純なタスクに分割することです。問題集であれば1日何問、講義であれば何個、参考書であれば何章、など。いわば「これを日々やるだけ!」という段階にまで落とし込みましょう。計画を実行していく段階になって、「今日は何をしよう?」といったような意思決定に無駄なエネルギーを使わないようにするためです。

5.1日のうちの何時ごろタスクに取り組むか決める

動かせない予定(授業や仕事など)を考慮しつつ、1日のうちで何時ごろ決めたタスクに取り組むか考えておきましょう。

自分の場合はきっちり時間を決めすぎるとかえって計画が崩れる原因になるような気がするので、時間はざっくりにしています。そのほうがストレスなく取り組めると思うので、時間にゆとりのある方はお勧めです。

「朝起きて授業が始まるまでにAとBをやる」「夕飯を食べてから寝る2時間前までにCとDをやる」みたいな感じです。

チェックリストのようなものを作り、達成していったら消していく。とするとゲーム感覚で日々の学習に取り組めると思います。

6.フィードバックをして修正する

一度立てた計画は変えてはいけないものではありません。むしろ日々の反省で修正を加えていくことで、自分にあった実行可能性のあるものになり良い計画になるはずです。1日の終わりに、週の終わりに、月の終わりに、など様々な節目で振り返り、調整をしていきましょう。


これらは、私の大雑把な性格からなかなか計画が立てられず、色々苦労した末に行き着いた、当たり前だけど大切だと思える方法論です。読者の方の計画の立て方と比較して何か気づいていただけたり、計画法に悩む方の参考になれば嬉しいです。

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