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ぎっくり腰+私=ピラティス

ピラティスやってます。
というと
「わぁなんだか意識高い、お金のかかる習い事やってるんですね!」的な反応を受け取るときがあります。稀にですけど。
はいピラティスやってます、10年以上。タイトルが示すように、これには切実な事情があるのです。

一度目のぎっくり腰は、長女がまだ2歳児だったころ。
児童館のトイレで、お手々洗う~という彼女をよっこらしょと持ち上げた瞬間、ギクッと腰に違和感が走り、私の身体は「く」の字に曲がったまま固まってしまいました。まっすぐに立とうとすると激痛が走るのです。
かろうじてお手々を洗い終え、彼女を床に降ろし、「く」の形のままトイレから出てくる私を見て、友人たちが「ちょっとどうしたの大丈夫!?」と近寄ってきます。

やっちまったよ…
とりあえず今日はもう家に帰る。

友人が、娘の手を引き、私たちの荷物も持って、一緒に駐車場まで来てくれました。ありがたいことに、「く」のままでも運転席には座れます。
家に着いて、どうやって娘を車から降ろし部屋に入ったのか、かなり前のことなので覚えていませんが、そこから3日間ほどは極力横になって過ごしました。
当時はアメリカに住んでいて、ワーママではなかったので、ゴロゴロ生活を過ごすことが出来てラッキーだったと言えます。友人が夕飯のおすそ分けを持ってきてくれたり、娘を遊びに連れて行ってくれたり、私には日本の雑誌を貸してくれたり、すっかりお世話になってしまいました。
若さもあってか、3日間ほどでぎっくり腰は治まり、その後しばらくは何ともありませんでした。

二度目のぎっくり腰は、今から10年以上前。
我が家は生協の宅配で食料を購入していたのですが、配達の方から食料を受け取る際に油断していたのでしょうね、受け取り損ねそうになり、重い冷蔵品の袋を「ハッ!!」と腕一本で掴んでしまい、その瞬間腰に激痛が走りました。

やっちまったよ…

それからというもの。
仕事に行かねばならないし、
家事はやらねばならないし、
さりとて腰の激痛は全く引く様子がないし。
どんな姿勢でいても楽になることがなく、心底困り果てていました。

整骨院、整体、整形外科、マッサージ。
いろいろと行ってみましたが、施術後少しだけ痛みが和らぐものの、抜本的な解決には至らず、日常生活に支障ありまくりです。夜も痛くて熟睡できない。
整体は1回の施術で6,000円ぐらいかかり、一週間ぐらいは通ってくださいと言われ、いやそれ経済的にキツイわと、泣く泣く選択肢から外しました。

そして私が最終手段として選んだのが、ピラティスでした。
身体を動かした方が治りが早そうだという思いはあったものの、ちゃんとしたトレーナーなどに指導を受けないと、腰痛はきっと悪化する。
インターネットで調べると、自宅近辺にスタジオがあることが分かったので、体験レッスンを申し込みました。

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