【電設資材アクセ】電力供給事業のプレーヤーの多様化
金融では、少ないリスクでより短い時間により高いリターンを得ることが重要です。失敗や損も発生しますが、確率の問題なのでそれらは切れば良いという考え方ができます。電力業界出身の方、特に送配電に関わる方は、医療従事者も同様かとも思いますが、人の生き死にに関わることを仕事とされている方です。電線が切れたら、停電したら、夜中でも飛んでいくことを責務と考える方々です。
電力システム改革で様々な業種(小売、商社、金融、等)が電力供給に事業主体者として関わることが可能になりました。電力供給事業のあり方そのものの改善に加え、再生可能エネルギーの普及促進や電力供給網の強靭化(=分散の促進)が必要とされる中で、電力会社(=旧一般電気事業者)のみが電力の安定供給やレジリエンスに責任を負ってきたこと自体が見直され、世界全体の持続可能性やライフスタイルの変容を踏まえて、より多様なバックグラウンドを持つ人が電力供給のあり方を考えて参画することが可能になったと言えます。消費者がサービスの選択という形で新しい業界の仕組みを指し示すことも可能になりました。
安定供給や供給責任を深く理解しないまま電力供給事業に関わったりサービスを選択することは、これまでの日本の電力供給の歴史や旧一般電気事業社が積み上げてきた実績を否定することになりかねないと感じ、学ぶようにしています。
少しでも共有できる思いがあったのであれば嬉しいです。 電気を届けるしごとに思いをはせる「白金プラチナ電設」もご贔屓に。