電子レンジ無しでご飯を再加熱する

ものを持たない生活の実現のために、シリコーン素材の密閉容器「スタッシャー(stasher)」を活用することにしました。

課題認識

過去の記事にて、炊飯器/電子レンジ/トースターは一人分の生活においては配備不要であることを書きました。一方、土鍋で炊いたご飯が冷めてしまった後には、そのままの状態での再加熱が難しく、炒飯やスープとしての活用しかないことを課題としていました。


スタッシャーとは

米国Stasher, Inc.が手がける、シリコーン素材の密閉容器のブランド名です。様々なサイズ、形状、カラーがあります。柔らかいタッパーウェア(タッパーウェアは、米国タッパーウェア・ブランズ・コーポレーションが製造するプラスチック製の密閉容器のブランド名ですが、説明がややこしくなるので敢えてこの表現を使います)のようなイメージです。

以下の特徴があります。

・プラスチックフリーを実現する
・シリコーン素材の強み(耐熱性、撥水性、耐久性等)を発揮する
・各国で特許取得済みの密閉方式

シリコーンは、酸素の次に多い元素であるシリコン(ケイ素)をベースとして製造されます。このため、プラスチックと違って土にかえる(=環境に配慮している)と言われています。


実際にご飯を湯煎した

スタッシャーは、熱に強く耐水性があることから、ご飯をいれて湯煎にかけて再加熱することが可能になります。

実際にやってみたところ、スナックサイズで茶碗2杯分くらいのご飯が温められました。湯煎なので温まるのに少し時間がかかりますが、冷めてしまったご飯を炒めたりふやかしたりすることなく、食感まで再現することができました。

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湯煎のみならず、汁物を含む食料品の保管ができるので、電子レンジ無し生活に加えてサランラップ無し生活(これも米国ダウ・ケミカルの商標登録済み。製品としてはラップフィルムです)も実現できます。


所感

ものを減らすことは、絶対に欠かせないものを決めることです。大量生産&大量消費による経済活動の拡大がし続けられなくなることが見込まれる中、これまでより低い成長率でまわる経済を作り出す動きが広まっていきます。電子レンジを使い捨てない、サランラップを使い捨てない等、再利用が当たり前の社会になれば経済成長は鈍化しますが、その中で新たな価値もまたうまれていくのだと感じました。

「環境に配慮した生活をしてます!」という意思決定の仕方は心がけていないのですが、より合理的な生活をする上で取った選択がたまたま環境に配慮していると主張している製品だったという点が興味深いと感じています。


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