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地方公務員として都庁に勤務。都内某自治体試験、北海道庁、国家公務員総合職(工学)最終合…

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地方公務員として都庁に勤務。都内某自治体試験、北海道庁、国家公務員総合職(工学)最終合格。基本情報技術者、ウイスキー検定2級保持。趣味はギター、酒、読書、温泉めぐり。noteでは公務員試験、大学(院)受験、最近読んだ本等を徒然に書いてみようと思っています。

最近の記事

「父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」 ヤニス・バルファキス

「父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」 ヤニス・バルファキス を読んだ。 雑感前半は、人類が経済社会に突入するまでに至る、歴史的な背景が語られています。ここら辺は、「サピエンス全史」(ユヴァル・ノア・ハラリ)と重複する部分が大分ありますね。ある意味、多くの学者さんの間で意見が一致している証拠でしょうか。メソポタミア時代に初めて貝をお金として扱うようになった経緯は、いい復習になりました。 この本の特色は、著者がギリシャ人故か、ギリシャ神話を

    • 「正義と微笑」 太宰治

      太宰治の「正義と微笑」を読んだ。 新調文庫「パンドラの匣」に収録されている。 太宰は、「『正義と微笑』は青年歌舞伎俳優T君の少年時代の日記帳を読ませていただき、それに依って得た作者の幻想を、自由に書き綴った小説である」と述べています。 太宰にしては、なかなか前向きで清涼な小説でした。 〜あらすじ〜少年は楽観的な兄から一高への進学を期待されていますが、第一志望の一高には行けず、代わりにR大学へ進学します。しかし、ふとしたきっかけで、自分の本当の夢は俳優になることだと気づ

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        落語のらの字も知らない私が、何気なく買って読んでみたので感想をば。 和製チャーチルこと吉田茂元首相は、選挙活動中にコートを着たまま演説中に、「外套をとれ!」とヤジを飛ばされたときに、 「外套を着てやるから、街頭演説です。」 といったそうな。 また、小泉純一郎元首相も、落語をこよなく愛していたそうで、「落語は演説の勉強になる」といっていたそうです。 この本は、 「人の上に立つものにとって必要不可欠な人の心をつかむ術を身につけるためには、落語を学ぶ必要がある。」といっ

        • 都庁I類Aの採用試験について

          都庁のI類Aの採用試験は、大学院修了者もしくは社会人の受験を想定した試験です。一般事務と技術(土木、機械、電気、建築)があります。 また、最近では宮坂副知事を迎え、都庁はICT化を強力に推し進めようとしていますが、その中で技術(ICT)の採用試験もいよいよはじまるようです。 とまあ、公式サイトにでている情報はここら辺にしておいて、私が都庁の採用試験対策としてなにをしたか書いていきます。 都庁I類Aの場合は、教養試験、専門試験、論文試験、面接(1次)、面接(2次)がありま

        「父が娘に語る美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」 ヤニス・バルファキス