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子育てで親も成長する 6

小さい頃にお金のことをしっかり教える その1

娘が小学校に入学して間もない頃、学校から帰ってきてこんなことを話した。「ママ、今日S子ちゃんから、頼まれて20円貸してあげたよ!」

すぐさま私は「おともだちとお金の貸し借りは絶対だめよ。なんでそんなことをしたの?」ときつく叱ってしまった。

娘はしばし黙ったが、口を開いたとたん、「だって、お金の貸し借りをしてはいけないことを、ママはぜんぜん教えてくれなかったじゃない?」と涙目になって私に訴えてきたのだ。

娘の言葉は、目から鱗が落ちる状態・・・

そうだった。教えもしないで、頭から娘を叱りつけてしまった。大反省😢

「なんで、おともだちにお金を貸しちゃいけないのか?教えてよ!」と突っ込まれ、改めて考えてしまった。なんでだろう?どのように娘に教えたらいいのだろう?お金について、小学校1年生に伝えるのは、本当に難しい。

とりあえず、娘に質問しながら答えていくことにした。

私「なんで、おともだちにお金を貸すことになったの?」

娘「Sちゃんが学校の帰りにお菓子を買って帰りたいのだけど、20円どうしても足りないから貸してちょうだいと頼まれたの。たまたま私は40円持ってたから、貸してあげただけだよ。ダメなの?」

私「じゃあ、Sちゃんは借りたお金をいつ返すって言ってたの?」

娘「それは、言わなかった。でもすぐ返してくれるんじゃないかな?」

私「もし、Sちゃんがお金を借りたことをすっかり忘れていたら、『あの時貸した20円返してちょうだい。』とSちゃんに言える?」

娘、しばらく沈黙。そして「言えないと思う。」とポツリと答えた。

私「そうだよね。言えないよね。Sちゃんは借りたことをすっかり忘れているけど、あなたはずっと心にお金を貸したことが引っかかるよね!そしたら、一緒に遊んでても楽しくないでしょ?だから、今回はママがお金の貸し借りのことを教えていなかったことが原因だから、ママが謝る。ごめんね。だから、Sちゃんが仮にお金を返してくれなくても、こんな風に思ってほしい。20円はお金の勉強代として返してもらわなくても大丈夫!これからはおともだちとお金の貸し借りをしないようにしよう。ってね!」

それから、お金についてもうひとつ、娘に話してみた・・・つづく



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