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デスライティング

 2020/01/07
 超ストレス解消法の中にデスライティングというやり方が書いてある。
 デス・ストランディングでは無い。
 デス・ライティングだ。
 死について一週間考えることで人生への希少価値が増すらしい。なのでこの一週間は死について考えたい。

 いつか死ぬことを知っているがそれがいつかはわからない。死んだあとどういう感覚になるのかも、死ぬ瞬間の感触も知らない。死後の世界は信じていないから天国的なものは無いと思うけど死んでないからわからない。死ぬ瞬間に時間がとても引き伸ばされてそこで悠久の走馬灯を過ごすのかもしれないなと思う。

 あと一週間で死ぬとしたら何をするだろう?
 仕事はしない。見たことのないものが見たい。未だ満たされていない欲望を満たしたい。行ったことのない場所に行きたい。死ぬ前には自分が好きなことをしたい。……自分が好きなこととはなんだ?

 運動は好きだから仲の良いみんなでサッカーしたい。みんなで集まってボードゲームがしたい。好きな人と旅行に行って綺麗な景色を見たい。そして、誰かを助けたい。
 
 誰かを救うとか、助けるとかヒーロー願望だ。全く他人に興味が無いふりをして本当は関わりたいけど関わりたくない。誰かに信頼されて満たされたい。誰かが自分の死を悼んでくれるとしたら嬉しいだろう。

 今のところ自分の死を悼んでくれる人はあまりいなさそうだ。

 自分の葬式を想像する。たくさんの人に悲しまれたいという願望がある。悲しまれるのは、好かれている印だ。知らない人ともっと出会って仲良くなりたい。だけど、知らない人は怖い。けれどもっと話したい。知らない人と出会わないと自分が求めるものとは出会えないかもしれない。

 あと一週間で死ぬとしたらしたいことを山程するだろう。いろんな人に話に行くだろう。話そうとして拒絶される不安よりも、これから誰とも話せなくなる不安のほうが大きいからいくらでも話しかけられる。 

 知らない人と話したい。知らない人と仲良くなりたい。今の自分の願望はこれだ。対話をしたい。関係性を増やしたい。

 今日はトレーニングをしなかった。
 世界史の本を9章まで読んだ。
 世界史を何のために勉強してるんだっけ?
 勉強意欲の低下を感じている。
 知らない人と話したい。




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