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「精神障害」と「発達障害」、何が違うんだ?

障害者と働こう!ジェー・シー・プラス新人社員のゆのきです!

障害者といってもいろいろあるんだ、と前回の記事でお伝えしましたが

実は私もジェー・シー・プラスに入るまで、常日頃気になっていたことがあるんです。

ちまたでよく聞く、精神障害発達障害
どちらもなんとなく、生活が大変そうというイメージでひとくくりにしてしまうのですが……何が違うんでしょう?

発達障害と精神障害の違い

発達障害と精神障害、混同されることも多いですが、この2つは基本的には別モノです。

精神障害であるうつ病や統合失調症、パニック障害、薬物中毒・アルコール中毒などは、発症のきっかけに心理的な外的要因(失業や失恋、身近な人の死など……)が関係しています。

本人の生まれながらの体質や、遺伝に原因がある場合も大きいのですが、発症のきっかけとなるのは外的な要因です。つまり精神障害は、そのような可能性を遺伝的にもっていたとしても、心理的なきっかけが無ければ発症しないケースもあります。


それに対し、発達障害は生まれつきの脳の障害です。(身体的な発達には関係ありません。)
幼少期から特徴が現れ、一生続きます。

そもそも発達障害って?

発達障害の大きな特徴は他人とのコミュニケーションが取りにくいことです。もう1つ、物へのこだわりの強さも特徴で、他人から見れば理解のできない物事に強くこだわったりします。代表的な発達障害は自閉症アスペルガー症候群など。

裏を返せば、得意な分野には普通の人よりもはるかに集中できるということで、発達障害者には例えば数学がものすごく得意な人や、芸術分野で才能を発揮する人もいます。

最近話題の、大人の発達障害

数年前から「大人の発達障害」=子どもの頃は障害と思われていなかったのに、大人になってから発達障害と診断される人が多く、話題になっていますね。

これは大人になってから障害が現れたのではなく、生まれつきそのような特性があったのに、大人になるまで周囲に気付いてもらえなかったパターンです。本人は子どもの頃から生きづらさを感じていたはずです。

近年では発達障害の研究が進んだことにより、子どもの発達障害の診断基準が改善されています。以前は障害とされなかった軽い違和感でも、障害と診断できるようになりました。
そのため障害に気づかず、生きづらさを抱えたまま育つ人は減っていくことが期待できます。


日本の社会自体は、少しづつ発達障害者が生きやすい世の中へと向かっているように感じます。

発達障害者は一般的な人に比べて、得意なこと・不得意なことの差が大きいですが、得意な仕事ではものすごい能力を発揮できることも多いんですよ。

みんなが個性と能力を発揮できる、働きやすい社会を実現していきたいですね!

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