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【エッセイ】中庸で人生楽々

僕には人生のワードが何個かあります。
その中でも第一に心に刻まれているのが「中庸」です。
人生がしんどいなとか、どう対応すればいいかわからないと思った時に参考になれば嬉しいです。

「中庸」

中庸とは

中庸とは一方に偏りすぎない様を指します。語源は「論語」にありますが、同じような概念はアリストテレスの「メソテース」という言葉や仏教の「中道」にもあります。その中でも私の中庸は四書五経の「論語」と「中庸」の概念を中心としています。

「中庸の徳たるや、それ至れるかな」

論語 - 孔子

の五徳を納め、の実践をする。それらを偏りなく過不足なく示し続けることで徳が宿り、万物を治めて育てるにたる器になります。孔子の言葉はそこまで至ることへの困難さ、特別性と価値を示しています。

中庸は行動を徳に昇華するために重要な概念です。過ぎたる偏りは別の概念の価値を貶めることにつながります。一方で偏りが別の概念の価値を高めることになることもあります。徳を常に変動する基準に合わせて発揮することが中庸と解釈しています。

出会い

中庸という概念に出会ったのは「三国志」「水滸伝」「岳飛伝」「楊令伝」がきっかけです。人を惹きつける魅力ある人物たちは何が他と違うのか。それが徳でした。そして徳を実践するためのメソッドが中庸だということに色々な本を読んでいるうちに気がつきました。

中庸は何を変えた?

先輩の異常とも言える細かい部分へのこだわりを見て、作業に対する姿勢の素晴らしさと部下の管理にそれを適用して失敗する姿を見ました。そこでは細かさを自分が出しても意味がないのでコミュニケーションなどで自分ができることをしました。一方で自分に足りない細かいこだわりを学び、マイナスをプラスにする努力ができました。これで中庸を知らなかったら自分の強みを出せずに細かいところ詰められて死んでたと思います。

まとめ

表裏、陰陽、円環。物事には無限の面と均衡があります。それらの面と均衡をコントロールすることで自分を楽にするのが中庸です。自分が今できることをする。足りない部分は補ってもらいながら学ぶ。それでいいんじゃないかな。

蛇足

中国いきて〜。でも支払いと政治問題が、、知り合い作ってから行きたい所。
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