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百人一首を超好き勝手に現代語訳してみた

自由にやらせてもらいました。
古典に明るいわけじゃないので、詳しい人怒らないでください🙇



1 今日夜勤やねんけどめっちゃ孤独やし小屋ボロすぎて露入ってきて服濡れるし普通に寒いしほんま無理、弊社まじで設備投資しろ

2 春は過ぎた。冷めるような緑に白いシャツが眩しくて、俺たちの夏がくる。

3 鳥のはばたきも聞こえない。ひとりぼっちの永遠みたいな夜。

4 海原に漕ぎ出して見上げれば、富士の冠雪。その高嶺に舞う銀花を、あなたは見ましたか。

5 訳とかない

6 私、髪を切ったけどまた伸びたの、わからないでしょう。わかるよ、少し雰囲気が違うから。きっと、久しぶりに会ったからそう思うだけよ。四つ分の季節を超えて再会を果たすふたりは、星合にどんな言葉を交わしたろうか。織姫と牽牛を分つかささぎの橋はさざめきながら羽ばたき続け、今では冴え冴えとした三つの花が咲く。凍えることも踏みしめられることも厭わないその白と黒の身軀は薄い光を帯びていて、もうじき天上にも朝がくるだろう。いつもね、あなたに会えるのはこれで最後なんじゃないかって思ってしまうの。奇遇だね、僕も。でも今日も、君のことを考えているよ。

7 海は静か、甲板には私だけ。暗闇に月の道がかかる、この青白いゆらめきを辿れば、故郷に辿り着きます。心細い異国で眠れぬ私を慰めるものは、いつも月でした。いくつ夢を見れば親しいあの地を踏むことができるだろうと飽くほど数えながら、けれど、それは叶うのです。確かに叶うのです。さざめきの予感をはらみながらも、海は静か。

8 阿鼻叫喚の浮世から逃れて引きこもってると思われてるけど全然山暮らし満喫してるだけで草

9 転瞬の花盛り。

10 ふーん、これがたくさんの出会いと別れ、心の往来をはらんだ逢坂の関なのかあ。えもじゃん

11 海原が、まるで世界のすべてみたいに広がっている。心もとなく揺れる小さな釣り船よ、話しかけてもいいかい。私は確かに旅立ったと、大切な人に伝えてはくれないか。

12 あなたが天に帰ってしまう。風よ、あの雲を吹き飛ばして、美しい人の帰り道を閉ざしてしまえ

13 一滴の雫が落ちる。落ちる。落ちる。
一掬の思いがつのる。つのる。つのる。
そうして深淵ができる。

14 陸奥のしのぶもじずり模様をあんなに乱れさせたのは誰なの?私じゃないわ。だって私の心も、誰かさんに同じように乱されはじめているのだから。

15 君が健やかであれと、若菜を摘んでいます。私の袖には、雪がひらひらと舞い募ります。

16 君が待ってるって言うなら、僕はすぐにでも駆けつけるから。約束するから。でも今は、お別れなんだ。

17 かみさまの世界。想像できないということしか想像てきない、きっと足を踏み入れたら、私の感受性は短絡してしまう。それを当たり前にしなやかに受け止める創造主。けれど今、私の目に映っているのは、龍田川に紅葉が敷き詰められ、真紅に染められた、この景色。こんなの、きっと神様だって聞いたこともない。

18 寄せては返す恋心。あなたは夢の中にもでてきてくれないのね。そんなに人の目が気になるの。

19 もう会えへんとかほんまに言うてる?マジで無理

20どうせ文春砲出てんねんし終わった終わった。もうええから、会いに行くから。

21 すぐ行く言うてたから待ってたらもう秋の夜明けの月とか見てもうてるけど、めっちゃ綺麗ではあるけど、どない?

22 吹くと草木を萎れさせて景色を荒らす山風を嵐って呼ぶのめっちゃようできてんな

23 秋の月が憂鬱をつれてきて、この世界にまるでひとりぼっちって錯覚してしまうの。あなたもそうでしょう?

24 捧げ物は懐にはありません。眼前の紅葉の錦を、あなたに。

25 誰にも内緒で会いたい。

26 小倉山の紅葉、もし心があるなら、どうかあと少し、せがれが来るまで散らずに待ってくれ

27 あなたが恋しいのです。目の前を流れる大きな川の、その深間、激流が僕に関係あるでしょうか?あなたを抱きしめたい、この腕にあなたの身体が収まって、僕は耳元で、あなたが聞いたこともないような美しい言葉を紡ぎます。あなたが恋しくてたまらないのです。髪の色も耳の形も知らないけれど。

28 冬の山里はいっとう寂しい。人影も草葉も見えないで。

29 銀世界に白菊の花。凛と。

30 君に朝帰りを教わってから、夜明けの月のそっけなさを知ったの。

31 まぶたが重たくて、もうすぐすべてが闇に溶け合うよ。ゆっくり瞳を動かすと、夜のほどろに浮かぶのは月明かりのような白雪。

32 山を流れるさざれ水には紅葉がたまりしがらみを生む。清らかな風光。

33 春はのどやか。桜だけが生き急いでいて。

34 歳を重ねるほど大切なものはひとつひとつ去っていき、今ではもう、老いた松の木肌さえよそよそしい。

35 春告草の馥郁は悠久に。君の心は知らないけれど。

36 夏の小夜は儚くて、月はどこでおやすみしてるの。

37 葉の上を転がる白露は散りばめられた珠宝。

38 私のことなんてどうでもいいの。ただ、神様に永遠を誓ったあなたの命に神罰のくだることが残念でならないわ。

39 我慢とか無理!すき!

40 私を侵す恋の患いは、どれだけこらえても人に見抜かれてしまうほどなのです。

41 え?なんで好きな子おるって広まってるん?はやない?隠すんが下手やったんか情報が早いんかどっちどっち?

42 誓ったやんね。お互い泣きながら、海みたいな不変の愛を、たしかにあのときは誓ったやんね。

43 待ち合わせ場所で、君に会えるまでの2分を永遠みたいに感じたのに、ばいばいしてからの方がもっとずっと恋しいの。

44 あなたがいなかったら、私はふんわりしたベージュの靴下を履くことはなかった。あんな映画で泣かなかった。紅茶を飲まなかった。ロクシタンを嫌いにならなかった。あなたがいなかったら、苦しみがどういう意味なのか、知ることもなかったわ。

45 君を思って死にそうで、君は同情もしてくれなくて。

46 小舟の舵もなくなって、恋心はただよって、たゆたって、さまよって。

47 ぼっちすぎて我が家に誰も来おへん。秋しか来おへん。

48 当たって砕けすぎ、流石に

49 会ってるときはわーってなるし会ってないときはしょぼんってなるし情緒が君に依存しすぎてる。

50 片思いのときは君のために死んでもいいって思ってたのに今は絶対死にたくないからおもろい

51 はじめての炭酸、はじめての午前3時、はじめての副流煙も、あなたは私に教えたまんま、なんにも気がつかないのね

52 次に会えるまでずっと苦しい

53 あなたが不義の逢瀬で留守にする夜の、どれほど長いかご存知かしら。ええもちろん、あなたにとってはさぞ短いのでしょうね。

54 永遠なんてないから、今、死んでしまいたい。愛しているの。

55 栄華は死なない

56 もうおしまいの命なの。あなたの腕の中を、最後の景色にしたいの。

57 ひさしぶりに地元の友達と会ったとき時間経つのありえんはやない?あれなに?

58 馬鹿にしないで。ふたりのことを忘れたのはあなたの方でしょう。

59 来おへんねやったら来おへんって言う!待ってっからこっちは!

60 ひとりでできるもんね

61 八重桜めっちゃ咲いてる(訳あきらめた)

62 会いたいからって、鶏の鳴き真似なんかしてかわいい人ね。でも、夜はまだ明けないし、私も門を開けないわ。

63 今ごろ君は傷ついてるのかな。好きって言ってごめんね。もうそんなことしないから、最後にさよならだけ、目を見て言えないかなあ。

64 東の空が白むほど宇治川の霧は少しずつ澄んで、瀬に並べられた杭がとぎれながら現れる。

65 いつまでも恨んでもらえると思ったら大間違いです。私はもう、今まで溢した涙が、傷ついた名声が、もったいなくてたまらないというフェーズに入っているので

66 俺も山桜のこと忘れへんから山桜も俺のこと忘れんといてな!

67 優しい手つきで春の夢をくれたって、夜は明けてくだらない噂が立つでしょう。私はそんなのいらないわ。

68 望まないまま生き延びて、きっとこの月夜を思い出す。

69 金の錦を知っていますか。嵐が紅葉を散らして龍田川にぶちまけた、どんな職人も敵わない絢爛の絵巻を知っていますか。

70 所在なくてドアを開けると、どこまでも秋

71 夕紅が私の肌に焼きつく。風は金色の稲を輪郭にして爽やかに秋を運び、寂しい庵にぶつかっては散っていく

72 いたずらな水鞠を相手になんかしないのよ。あなたに流されて、お気に入りの服が涙に濡れては困るでしょう?

73 空気が水滴をはらんでいる。高嶺にあえぎながらそれでも咲き誇る桜を、霞ませるつもりなのか。

74 目も合わせずにじゃあねなんて、そっけなくされたら凍えてしまう。君の心を神様に頼んだから、ばちがあたったのかな。

75 息子の出世お願いしたとき和歌とか引用して調子よく快諾したくせに裏切るとかほんまないわ

76 あれ雲?波?目の前青すぎてなんもわからん

77 川瀬を駆け抜ける激情が、もつれながら苔むした岩にぶつかって引き裂かれていく。僕らは、この先で待ち合わせしよう。合流して、海になって、溶け合っておだやかな愛を誓おう

78 淡路島から飛んでくる千鳥は、誰が恋しくて鳴いているのだろう。うすぼやけた視界に響く悲しみの声が、いつか眠る人を覚めさせただろうか。私の沈黙は、海を越えただろうか。

79 「影」は、もともと「光」という意味だったことを知っていますか。夜雲が秋風にたなびいて、そのすきまからは月華がさします。君の眩しさも深淵も、僕には等しく「影」であることを知っていますか。

80 寝転んで、Instagramのストーリーを右側に連打して、ご飯を食べるマルチーズにハートなんか送って、けれど心はおかしくなりそうなの。ベッドの上から動けずにいます。君が乱していった黒髪をそのままに。

81 ほととぎすの初音きたこれ、やっと夏来た、うれしすぎ、どこにおるん、あれ月しかないやん

82 跡つく間もなく頬で涙が震え続ける。あなたに愛されないのなら、永遠の生も死も意味がないの。

83 地球はどうせ袋小路の溜まり場で、安寧なんてどこにも落ちていなくて、彷徨った先の山奥に鹿が悲しく泣いている。伏せられた長いまつげが揺れて、僕は泣くこともできなくて。

84 この世とは一生更新され続けるしんどみを背負っていくという地獄なのか?

85 どうして好きになってくれないのとか、他に好きな人がいるのとか、勝手に好きになったのに欲ばりになってどうしようとか、好きになれただけで幸せなのかなとか、君がずるい人だから好きになったんだって思いたくないなとか、夜は長くて、お布団もよそよそしくて

86 月が私を泣かせるの。あふれてとまらないの。ずっとずっと苦しいの。でもほんとは、君のせいなんだよ。

87 しらさめが行ってしまって、露をまとった葉に霧がかかる。空気はすぐに装いを変えてしまう。つるべおとしの水音が聞こえる。

88 たった一度の可惜夜に、骨抜きなんよ

89 魂と肉体の断絶が、たったひとつ、この厄介な慕情を永久にする方法なのです

90 私の服の袖を見る?あなたを思って流した血の涙で色が変わってしまったのだけど。いや、ぐろいとか言うてんと。

91 君が貸してくれた服はあんなにあたたかったのに、ひとりぶんの霜夜では、ぬくもりを思い出すこともできないな。

92 誰かさんのせいでずーっと泣いてる。もうずーーーーっと。

93 千代に続きますように。さざなみや、永遠への憧れや、営むことが。

94 古都の栄華もなりを潜めた冷ややかな秋の夜、赤ぎれた手が固い着物を打つ音が響く。

95 恐縮ながら、全員救うことを宣言します。君も含めた、全員。

96 風の誘惑に敗北した桜が水たまりに打ちつけられる。惨めな花びらは、老いた私によく似ている。

97 すしらーが塩を1500度に熱した動画知ってる?あんた来おへんから、私の気持ちもあんな感じと言うのは少し過言

98 夏の儀式。スイカ割り。ブランケットのおひるね。うごめく日傘の黒い群れ。黄色いAラインのワンピース。洗濯物を干しながら、今日はよう乾くわーってお母さんが言う。おかしいな。私の素肌には秋が来ているのに、人々はまだ夏の中にいる。

99 人間はこんなにも疑わしく、あえなく、うるさく、えぐくて、愛おしい。

100 栄華は死ぬ、のだろうか


おまけです


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