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百人一首を好き勝手に現代語訳してみた(51から75)
自由にやっとります
51 かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじなもゆる思ひを
はじめての炭酸、はじめての午前3時、はじめての副流煙も、あなたは私に教えたまんま、なんにも気がつかないのね
52 明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな
次に会えるまでずっと苦しい
53 歎きつつひとりぬる夜の明くるまはいかに久しきものとかは知る
あなたが不義の逢瀬で留守にする夜の、どれほど長いかご存知かしら。ええもちろん、あなたにとってはさぞ短いのでしょうね。
54 忘れじの行く末まではかたければ今日を限りの命ともがな
永遠なんてないから、今、死んでしまいたい。愛しているの。
55 滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ
栄華は死なない
56 あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたぴのあふこともがな
もうおしまいの命なの。あなたの腕の中を、最後の景色にしたいの。
57 めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲隠れにし夜はの月かな
ひさしぶりに地元の友達と会ったとき時間経つのありえんはやない?あれなに?
58 ありま山ゐなの笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする
馬鹿にしないで。ふたりのことを忘れたのはあなたの方でしょう。
59 やすらはで寝なましものをさ夜ふけてかたぶくまでの月を見しかな
来おへんねやったら来おへんって言う!待ってっからこっちは!
60 大江山いく野の道の遠ければまだふみも見ずあまの橋立
ひとりでできるもんね
61 いにしへの奈良の都の八重桜今日九重ににほひぬるかな
八重桜めっちゃ咲いてる(訳あきらめた)
62 夜をこめてとりのそらねははかるともよに逢坂の関は許さじ
会いたいからって、鶏の鳴き真似なんかしてかわいい人ね。でも、夜はまだ明けないし、私も門を開けないわ。
63 今はただ思ひ絶えなむとばかりを人づてならで言ふよしもがな
今ごろ君は傷ついてるのかな。好きって言ってごめんね。もうそんなことしないから、最後にさよならだけ、目を見て言えないかなあ。
64 朝ぼらけ宇治の川霧絶え絶えにあらはれわたる瀬々の網代木
東の空が白むほど宇治川の霧は少しずつ澄んで、瀬に並べられた杭がとぎれながら現れる。
65 恨みわびほさぬ袖だにあるものを恋にくちなむ名こそ惜しけれ
いつまでも恨んでもらえると思ったら大間違いです。私はもう、今まで溢した涙が、傷ついた名声が、もったいなくてたまらないというフェーズに入っているので
66 もろともにあはれと思へ山桜花よりほかに知る人もなし
俺も山桜のこと忘れへんから山桜も俺のこと忘れんといてな!
67 春の夜の夢ばかりなる手枕にかひなく立たむ名こそ惜しけれ
優しい手つきで春の夢をくれたって、夜は明けてくだらない噂が立つでしょう。私はそんなのいらないわ。
68 心にもあらでうき世にながらへば恋しかるべき夜はの月かな
望まないまま生き延びて、きっとこの月夜を思い出す。
69 嵐吹くみむろの山のもみぢ葉は竜田の川のにしきなりけり
金の錦を知っていますか。嵐が紅葉を散らして龍田川にぶちまけた、どんな職人も敵わない絢爛の絵巻を知っていますか。
70 寂しさにやどを立ちいでてながむればいづくも同じ秋の夕暮
所在なくてドアを開けると、どこまでも秋
71 夕されば門田の稲葉おとづれてあしのまろ屋に秋風ぞ吹く
夕紅が私の肌に焼きつく。風は金色の稲を輪郭にして爽やかに秋を運び、寂しい庵にぶつかっては散っていく
72 音に聞くたかしの浜のあだ波はかけじや袖の濡れもこそすれ
いたずらな水鞠を相手になんかしないのよ。あなたに流されて、お気に入りの服が涙に濡れては困るでしょう?
73 高砂のをのへの桜咲きにけりと山のかすみ立たずもあらなむ
空気が水滴をはらんでいる。高嶺にあえぎながらそれでも咲き誇る桜を、霞ませるつもりなのか。
74 うかりける人を初瀬の山おろし激しかれとは祈らぬものを
目も合わせずにじゃあねなんて、そっけなくされたら凍えてしまう。君の心を神様に頼んだから、ばちがあたったのかな。
75 ちぎりおきしさせもが露を命にてあはれ今年の秋もいぬめり
息子の出世お願いしたとき和歌とか引用して調子よく快諾したくせに裏切るとかほんまないわ
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