ゆんか

属性で自己紹介するのが苦手です 女性とか、大学生とか、当てはめられたくない、 詩を書く…

ゆんか

属性で自己紹介するのが苦手です 女性とか、大学生とか、当てはめられたくない、 詩を書くのが好きです 興味があること→人の話を聴くこと、映画、研究、写真、ジェンダー、クィア性、身体性、物質性、ことば、セクシュアリティ、他者との関係性、哲学、表現

マガジン

  • 日々つれづれなく

    普段感じたり考えたりしているけど、そのままだと日常に溶けてしまう事柄もろもろを書き留めています。 どこに行ったとか、何をしたかとかじゃなくて、どう「わたし」ができているか、なぜ「わたし」がこう在るのか、内面を深掘りするための日記集です。 共感できなくても、なるほど、、?くらいになれば嬉しいです

  • 詩たち

    大事にポケットにしまっておきたくなる一瞬や、周りの人の身になった気になったら見えてきた日常を、詩にしました なんかよくわからんけどいいな、と思ってもらえたら嬉しいです

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固定された記事

性暴力の記憶に苦しむ他者の隣で、

ずっと怖かった。 他者の痛みを前にして、私の言葉は、行動は、感情は、意味を持たない。むしろ、私がのうのうと生きていることは、その人の傷をえぐるかもしれない。 そう…

ゆんか
2か月前
31

なんの日と言うわけでもなく花束を抱えるひとが行き交う早春

ゆんか
3週間前
3

コトバ、枯渇中

っっっ。。。。 コトバが、、、出てこない たぶん編集のインターンを始めたせいだ と言ってしまうと、インターン先の人にこのアカウントを見せられなくなっちゃうが イ…

ゆんか
1か月前
5

詩 どうして

どうしていつも わたしは間違える なにを伝えるか 贈るか 守るか どうしていつもわからない 相手の正しさが なぜわたしの間違いになる わたしの間違いは あなたの…

ゆんか
1か月前
11

詩 知里幸恵さんによせて

あの人が19で世を去ったとき 残した言葉の身体は 私が一生分かけて紡いでも 髪の毛1本にも満たないでしょう あの人が目を閉じたとき まぶたの裏に見たものは 私がな…

ゆんか
1か月前
7

現実を書き殴るのか、虚構で夢をみせるのか。創作はいつもその問いに揺れている気がする。

ゆんか
1か月前
5

詩 きみはとうめい

つめたい海の底で きみが息を潜めて からだを小さくしている きみを傷つける者の怒号が響き 指先が震えているのが見えた 溜めた息を少しずつ吐き出す唇から 泡がうま…

ゆんか
1か月前
10

意味ありげな視線を送ってくる公園常連のOLさん。そして誰もが彼のカセット(=理想の生活のシンボル)を否定しない。むしろ全肯定。
そりゃあ「古き良き時代」で権力をふるったおじさんたち的には、最高の映画だろーよ

ゆんか
1か月前
2

PERFECT DAYS シスヘテロ中年男性向けの映画だった。もっと言えば西洋志向で、ある意味超日常w
無口な男が、数々の女の人に「眼差される」構図。
頼ってくれる姪っ子に、特別扱いしてくれる小料理屋のママ。自分に気があるそぶりをする後輩の彼女に、親の介護を担当してくれる妹。

ゆんか
1か月前
3

詩 できないし、できる

雨風のしのげる 所にいたいんだけど、 時々雷もほしいなぁ いや、当たらないよ、 当てないでよ(笑) いつかは、わ。 って沢山言えると嬉しいかも でも同じくらい、…

ゆんか
1か月前
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備忘録:ヒーターの前で

ゆんか
2か月前
1

冷たい空気に触れないように

冷めきった身体で風呂に浸かると、足の先からじわじわと熱さが這い上がってくる。と思った矢先に、ぬるくなった水が体全体にまとわりついてくる。 風呂は、冷めるためにあ…

ゆんか
2か月前
2

詩 こどもの手

ちゃぽん と水に 身体を入れると こどものような 手が見えた おふろの中の わたしは 無防備で 生まれ落ちたままの 身体が 浮かんでいる ここではいつも こども…

ゆんか
2か月前
7

身体性の窮屈さの中にある豊かさが最近テーマ

ゆんか
2か月前
1

国際女性デーのデモ行きたかった
誰か誘ってよー
アンテナ高くしたい
けど高すぎると疲れる

ゆんか
2か月前

詩 猫

きみに触れると いつもは牢獄のようなこの身体が 歓びを感じる きみの無防備さや 気ままさが 重苦しく組まれた身体を ひざの上から ほぐしていく きみと出会ってから 身…

ゆんか
2か月前
4
固定された記事

性暴力の記憶に苦しむ他者の隣で、

ずっと怖かった。 他者の痛みを前にして、私の言葉は、行動は、感情は、意味を持たない。むしろ、私がのうのうと生きていることは、その人の傷をえぐるかもしれない。 そう思うことがよくあった。 他者が私に傷を見せるとき、私はそこにいるだけでいい、一緒にいるだけでいい。そう思いたい。でも同時に声が聞こえる。 「お前は結局いつも間に合わない。」 近しい人が、過去に受けた性暴力や性被害について語り出すとき、私はいつも「間に合わない」。一緒にいるのは今なのに、語られるのは過去だ。「今の

なんの日と言うわけでもなく花束を抱えるひとが行き交う早春

コトバ、枯渇中

っっっ。。。。 コトバが、、、出てこない たぶん編集のインターンを始めたせいだ と言ってしまうと、インターン先の人にこのアカウントを見せられなくなっちゃうが インターン先、すごく人やコミュニティとして好きなんだけど こんな私でも一カ月続いているということは、とても素敵な人たち&場所なんだけど 仕事内容だって、私の大好きな言葉と向き合うことばかりで、凄く凄く好きなんだけど、合ってるんだけど でも、なんか なんかね 届ける言葉と、表現したい言葉って違うよな と

詩 どうして

どうしていつも わたしは間違える なにを伝えるか 贈るか 守るか どうしていつもわからない 相手の正しさが なぜわたしの間違いになる わたしの間違いは あなたの間違いなのに

詩 知里幸恵さんによせて

あの人が19で世を去ったとき 残した言葉の身体は 私が一生分かけて紡いでも 髪の毛1本にも満たないでしょう あの人が目を閉じたとき まぶたの裏に見たものは 私がなんど眠りについても 夢見ることはないでしょう 悲劇と礼賛を背負った その小さな身体には 虐げられ 強姦され 殺された 幾人ものアイヌの血が 流れていたのでしょう そしていまも その血はどこかの 生きのびる者の 身体中に 流れていて その血はいつの日も 生きている者の 手によ

現実を書き殴るのか、虚構で夢をみせるのか。創作はいつもその問いに揺れている気がする。

詩 きみはとうめい

つめたい海の底で きみが息を潜めて からだを小さくしている きみを傷つける者の怒号が響き 指先が震えているのが見えた 溜めた息を少しずつ吐き出す唇から 泡がうまれては昇っていく きみはたぶん なにかを 伝えようとしている 手を伸ばせば届くところで泳いでいるくらげや 海のうえにいる老いさらばえた漁師に でもきみの声は泡になってしまって 誰にもきこえない 気づかれもしない 息を吐ききったきみは そろそろ選択を迫られる でもきみのからだが生きるも死ぬ

意味ありげな視線を送ってくる公園常連のOLさん。そして誰もが彼のカセット(=理想の生活のシンボル)を否定しない。むしろ全肯定。 そりゃあ「古き良き時代」で権力をふるったおじさんたち的には、最高の映画だろーよ

PERFECT DAYS シスヘテロ中年男性向けの映画だった。もっと言えば西洋志向で、ある意味超日常w 無口な男が、数々の女の人に「眼差される」構図。 頼ってくれる姪っ子に、特別扱いしてくれる小料理屋のママ。自分に気があるそぶりをする後輩の彼女に、親の介護を担当してくれる妹。

詩 できないし、できる

雨風のしのげる 所にいたいんだけど、 時々雷もほしいなぁ いや、当たらないよ、 当てないでよ(笑) いつかは、わ。 って沢山言えると嬉しいかも でも同じくらい、 す、も伝えたい。 知っていてほしい、見ていてほしい、聞いておいてほしい、くぁ ヘルツ合わせておくよ、その代わり なんか、なんかコレクションしたいよね ひっぱられて、自分も 色が 透度が 増して、 楽しいから、よきって言ってね

備忘録:ヒーターの前で 詩

冷たい空気に触れないように

冷めきった身体で風呂に浸かると、足の先からじわじわと熱さが這い上がってくる。と思った矢先に、ぬるくなった水が体全体にまとわりついてくる。 風呂は、冷めるためにあるのか??? と問いたくなる。私が最後に風呂に入るので、追い焚きをするのも憚られて、結局ぬるま湯に浸かり続ける。 あとは、熱を奪われた身体が、ぬるま湯と共に冷めていくだけ。 頭を洗い始めても、まだ身体は温まらない。腕には鳥肌が立ち、風呂の意義をもう一度問い直す。体温より冷たい残り湯を使うこともできずに、結局熱いシ

詩 こどもの手

ちゃぽん と水に 身体を入れると こどものような 手が見えた おふろの中の わたしは 無防備で 生まれ落ちたままの 身体が 浮かんでいる ここではいつも こどものような こころが うかんでいる 今日を 殺して 明日を 生きようと している

身体性の窮屈さの中にある豊かさが最近テーマ

国際女性デーのデモ行きたかった 誰か誘ってよー アンテナ高くしたい けど高すぎると疲れる

詩 猫

きみに触れると いつもは牢獄のようなこの身体が 歓びを感じる きみの無防備さや 気ままさが 重苦しく組まれた身体を ひざの上から ほぐしていく きみと出会ってから 身体を持つという事実が 少し好きになった この身体を持たなければ きみの匂いを嗅ぐことも きみの頭を撫でることも きみの名を呼ぶことも 無かったのだと思うと、 僕はもう少し、 この身体に留まってやってもいいかな と思う 触れ合うときの きみの仕草が どう在るべきかを教えてくれて 僕はこうして生まれ落ちたこ