本に関する定点観測 -2022.4-
4月も終わってしまったので、恒例の定点観測です。
今月は11冊買いました。
そのうち読み終わったのが3冊。
再読本が1冊。
積読は増える一方です…笑
①キネマトグラフィカ 古内一絵
文庫本が平積みされていて、読んだことないなーと思って手に取った。
手に取ってから、あれ?これ、キネマトグラフィカって書いてあるけど、もしかして昨年買って積んだままの「二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ」の前編だったりする?と青くなって慌てて買った。
うっかり先に読まなくてよかったー
なんて積読してたのを正解にしちゃった。
②ツバキ文具店 小川糸
今年は小川糸さんをたくさん読みたい。
読んだことがあるのは、ライオンのおやつと、とわの庭と、ミトンくらい。
食堂かたつむりは読んだかどうか怪しい。
そんな中、なぜこれにしたかというと、友達に勧めてもらったから。
好きな本が結構同じで、読んでる作家さんも結構近いのできっと面白いはず。
と思っていたら、面白くてすぐに読めちゃった。
私がツバキ文具店に代書を頼むなら、どんな手紙になるかなあ。
③キラキラ共和国 小川糸
ツバキ文具店を読み終わってすぐに買いに行きました。
前作の最後から、その後のストーリーは概ね予想が付いてましたが、初っ端からちょっとびっくりでした。
こちらも面白くてすぐに読了。前作を読んだときにも思ったけど手紙を書きたくなるね。友達とか、家族とか。手紙なら普段言えないことも言えちゃいそう。
あと、なぜかずっとキラキラ帝国だと勘違いしてて、なんだかどえらい感じ笑
帝国と共和国じゃ大違いだよ、まったく。
④水上バス浅草行き 岡本真帆
読書アカウントのタイムラインでよく見かけるし、ちらっとみた短歌が印象的だったので買ってみた。
思い立ったらパラパラ読んでいる。
先月買った、たんぽるぽるもそんな感じ。
好きな短歌がいくつかあって楽しい。
そのことをツイートしたら、作者さんからいいねと、リツイートしていただいてびっくり。
⑤毛布ーあなたをくるんでくれるもの 安達茉莉子
これはジャケ買い。
可愛い表紙が気になって手に取って、偶然開いたそのページが良かったので、これは運命だと思って買いました。
⑥ついでにジェントルメン 柚木麻子
柚木麻子さんもいつしか新刊が出ることがわかったらチェックしちゃう作家さんに。
これは装丁が素敵。
真っ赤で猫ちゃんやうさぎさんが可愛くて。
しかも初の独立短編集なんだとか。読むの楽しみ。
⑦夜の木の下で 湯本香樹実
ポプラの秋ですっかり大ファンになった湯本さんの短編集です。
表紙がとても、綺麗。
単行本と文庫本は同じ表紙らしく、文庫本で買ったのですが、単行本で買えたら良かったなぁと。
それくらい素敵な表紙です。
短編の方は生と死をテーマにしたもので、全編とも主人公が幼少期を振り返ったり、過去に囚われていたり、表紙の深い青や緑のイメージにぴったりな、しんとした、ひんやりとしたお話ばかりでした。
⑧貧乏サヴァン 森茉莉
これはとあるTwitterアカウントさん(読書アカウントではない)のブログで紹介されているのをみて、面白そうだと思ったので買ってみました。
森茉莉さんってかなり有名なあの方のお嬢さんで、こちらもかなり有名な方だけど、読んだことない。
なのにいきなりエッセイからっていうのはちょっとした冒険なんだけど、その方の紹介がとても面白かったので。
⑨妖精が舞い降りる夜 小川洋子
小川洋子さんのエッセイです。
彼女のエッセイは今年になって初めて読んだ、「遠慮深いうたた寝」、「妄想気分」に続き2冊目。
この本は、初版が平成5年らしく、かなり前です。
調べてみたら、小川さんの1番最初のエッセイのようです。
まだ読んでる途中ですが、30歳になった、と書いてあるところがあって今のわたしより若い小川さんに出会ったみたいで不思議な気持ちになりました。
⑩約束された移動 小川洋子
これ、実は持ってます。
装丁がかなり好き。
なのになぜまた買ったのかと言うと、偶然サイン本を見つけたから。
小川洋子さんは今回の定点観測でもこれまでの定点観測でもよく出てくる、大好きな作家さんなのですが、これまでサイン本にご縁がなかったので。
見つけたら即買いでした。
当初買った方は実家に置いていたので手元に置いておけるのも嬉しい。
11 小箱 小川洋子
今月3冊目の小川作品。
今年に入ってからもむちゃくちゃ読んでるかも。
というわけで長編小説です。まだ読み始めたところですが、序盤から引き込まれてます。
これは一体どんなお話なんだろう、小川さんの作品は予測がつかないところもとても好きです。
おわりに
4月も良いお買い物、良い読書ができました。
偶然だけど、「小川」さんの本をたくさん買ってました。
そのほかにも短歌やエッセイを読んだり、少し読書の幅が広がったような気がします。
5月も素敵な本に出会えますように。
ではまた。
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