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2023.10.30【想い】

お父さんやお母さんが怒っている時は、私も同じ気持ちにならないといけないって思ってたんだよね。きっと。

そうじゃないと家族じゃない気がして。みんなが怒ったり悲しんだりしているのに、ひとりだけ気持ちが違ったらダメだなと思って。

でも、お義父さんが怒っても世界は、もうこんなにも色づいていて綺麗で、柔らかい。私の心には恐怖以外に、明日何しようかなの楽しみもある。もう同じ気持ちになれない。同じ気持ちのまま、悶々とすることはできない。

それが少し、悲しくもあった。ああ、もう一緒の気持ちではいられないんだなって。私には私の世界があることに気づいちゃったんだなって。

ずっと頑張ってきた子がいた。同じように親のように苦しんだり悩んだりしなきゃと思う子がいた。自分だけ、別の感情を持っていてはいけないと。自分だけ家族の輪から出るのは違うんだと。

でもね、もういいよ。私には私の世界があるじゃない。あの人の気分屋期限に付き合いきれないのは当たり前。あの人の正しい、おかしいはあの人のものさし。私の正しい、おかしいは私が決める。私のものさしで。

家族ごっこは、もういいや。しんどい時はその場から逃げればいい。自分を守ればいい。家が安全基地でないと思ったら、そこからも逃げればいい。逃げる手段も多くある。今の私はもう大人。自分で大人の私と、あの頃の自分を守れる。

また心がかき乱されるのが悔しい。でも、少し強くなった。前はこういう時、恐怖で鳴いてた。怖くて。手が震えて。

でも、今日は心臓のドキドキがやってくるのが遅かった。違う涙が流れた。今すぐ恐怖を全てとるのは無理。だって、33年間も苦しんで、虐げられて、従ってきたから。でも、少しずつ変わっていくと思う。変わっていけばいいなと思う。

なんか上手な意識の反らし方とか、カウンセリングで聞いてみよう。心臓がドキドキした時の。でも、今日の選択は合ってた。私が粉々に震えないうちに、自分を守れた。

愛してほしかった。いつか変わってくれる、優しくなってくれるんじゃないかと思ってた。年齢とか、そういうのも踏まえて。でも、無理なんだ。一生あの人はあのまま。

だったら私は、どうしたい?したことをすればいい。早く死んでほしい。私はたくさん笑って過ごしたい。

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