“現役書店員”がオススメする「転職」コミックエッセイ vol.53

おはようございます。

本日のオススメは
転職について描かれたコミックエッセイです。
こちら↓

残業地獄のねこが転職するまでの120日間の記録

おすすめポイント

・前を向いて歩きだすことで明日が変わる

著者はあおいしさん。
本書はタイトル通り、残業・パワハラだらけの職場から転職するまでの実体験を描いています。

2019年に「働き方改革」に関する法律が施行され始めましたが、実際現場ではまだまだサービス残業や形ばかりの休憩等あると思います。
僕自身もアルバイト含め多くの職に就いてきましたが、労働時間の遵守や職場環境を整えているところはごくごく僅かでした。

本書はそんな環境に身を置いた
ねこ（主人公・会社員）が、上司のパワハラや周りからの心無い扱いに疲れ、勇気を持って転職するお話です。

転職に思い至る理由もそれぞれですが、特に精神・肉体共に疲れ切っていたねこが辞めることを決意し、転職サイトに登録する。
紆余曲折を経て転職が叶うのですが、
まずこういう行動ひとつが大切だなと改めて思いました。

人にハッキリとNOを言えない
相手を傷つけたくない、あるいは喜ばせたい人。

そのような方は特に
自分の気持ちを押し殺し判断基準を相手に明け渡してしまうことも多いと思います。
その方が、ある意味では楽なことでもあります。

しかしやはり
そこに居て嘆いていても何も変わらないのです。
そして、同時に自分で変えることができるのです。

だから判断を
自分の手元へ取り戻し少しでも前へ動いてみる。

他者基準ではなく
あくまで自分が進めれば良いという基準で。

やはり小さなことでも行動してみることで良い方向へ自分を変えることができるのだと思います。　

転職サイトへの登録という小さなアクション。
その時点ではまだまだ現実の方が色濃く、将来の自分を想像できないけれど、ならばこそ今を変えてみる勇気。

ポイントは「行動」ですね。
著者の経験を通じて自分へも問いかけてみたいです。