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Xのスペース配信にハマったワケ


私は人間関係を構築するのが苦手だ。
そして昔から自分の声にコンプレックスを抱えている。

そんな私がスペースを好きになった理由は2つある

1.気楽だから

リアルの人間関係は深入りすると厄介事に巻き込まれる。
多趣味の私はそこにだけは時間を割きたくない。

私は学生時代、「キノの旅」を読んでいた。
読み手側に考えを委ねるあの独特な世界観が大好きで、私もキノのようになりたいと考えていた。
キノは感情移入しないように、ひとつの国の滞在期間を3日と決めて、あくまでも第三者目線で常に人と接している。

私はコミュ症ながら、いろんな人の価値観を知りたいと思っていた。
だからブログやYouTubeが好きなのかもしれない。
リアルで人と話すと変に好かれたり、期待されたり、嫌われたり、変わり者扱いを受けたり、面倒事に巻き込まれたりと様々だ。

スペースであれば面倒事に巻き込まれることもない。
そこから人間関係的になにか発展することもなく、失言しても「なんだアイツ」と去ってもらえる。
(たまたま仲良くなって友達になれたらそれはそれで嬉しい)

私はなによりも、話すときに他人の気分を害さないようにだけは心掛けている。一番の理由は恨みを買って殺されたくないからだ。
それにせっかく一緒に話してるのに、相手を不快にさせてしまったら楽しくないし、お互いの時間が無駄になる。
そもそも人を嫌うという事が滅多にないので、他人に対して怒りの感情が全く沸かない。
昔の職場で、ただ雑談をしていただけなのに急に空気が凍り、
「ゆなぞさん、意外と言うねぇ~」と先輩に引かれたことがある。
あの経験がかなりのトラウマとなっている。
もうどんな発言をしたのか覚えていないが、私に悪意が1ミリもなかったのだけは覚えている。
被害妄想や言葉の裏をかく人間が多いのかと、その時初めて思った。
あれから対人で話すときは自分なりに細心の注意を払っている。

スペースであれば、ネットの世界だから気楽で、そういう時は気軽に注意してもらえそうだと思っている。というか、どんどん注意してほしい。
こんな文章だから想像が付かないかもしれないが、私は楽観的でなんでも笑ってしまうし、人がぷんすか怒ってるのを見ても笑ってしまう。

私は基本的に人間の性格に興味がない。
人間の考えていることに興味がある。
どうしてそういう生き方をしているのか、
どうしてそれを始めたのか、
そういうものに興味がある。
新たな価値観に出会えたり、自分の知らないジャンルに出会えて、そこと自分の興味がマッチして新しい趣味となったら人生楽しそうと思うからだ。

人生は1度しかない。
自分だけの価値観で死んでしまったらあまりにも勿体ない。
どうせ生まれたからには元を取ってから死にたい。

私は変な人と話すのが好きだ。
ネットのコメントや文章でだいたい変な人かどうかわかる。
変な人というのは、私生活でなかなか出会えるものじゃない。
なぜならみんな「普通」に擬態しているからだ。
(ここでいう変な人とは殺人犯とかそういう危ない人のことではない)

失礼かもしれないが、私を含め、スペースやブログ、YouTube、歌ってみたなどの「一歩先の投稿」をしている人は全員漏れなく変な人だと思っている。
リアルでなかなか周りに自分から言わなさそうなこと。
いわゆる普通に生きていたらやらなさそうなもの。
それを一歩踏み出して始めている人の考えはとても興味深い。

変な人と話して、自分が知りたいことだけを吸収し、深入りはしない。
仮に相談事や頼まれごとをしたとしても一切やらない。
私は情に厚いタイプとは真逆で、親切心のカケラもない。
聞かれない限り、自分の意見はあまり言わないようにしているので、場合によっては聞き手にモヤモヤを残すかもしれないが、それこそキノのような旅をしている気がする。
質問したときの回答がどんな回答であれ「そうなんだ、おもろいなあ〜」くらいしか正直ぱっと浮かばない。
相手の価値観や思考回路を知りたいだけなので、もし自分の価値観と真逆の考えでも否定しようなどと思った事は一度もない。
これはリアルでも同じだ。

全人類に対して多分そこまでの興味がない。

2.「あのラジ」の影響

女性=高い声
それが一般的なイメージで、私も高い声は可愛いと思っている。
でも私は声が低い。

アーティストである、あのちゃんの考え方が自分と似ているため、よくラジオを聞いているのだが、あのちゃんですら声がコンプレックスだったと言っている。

あんなに可愛い声でも批判されるなら、もう何しても言われるな、と開き直ることができた。
私はグミやバナナやメロンが嫌いだし、ハンバーグや餃子が嫌いな人がいるのと同じだ。
きっとあのちゃんのように可愛い声に生まれても、結果は同じだろうと思うことにした。

これは余談だが166センチの身長もコンプレックスだった。
これもあのちゃんがかき消してくれた。あのちゃんも166センチなのだ。


気が向いたらYouTubeでも始めてみようかと思っている。
変な人を呼ぶには自分から発信する必要がある。変な人の方が話しやすいから自分の周りに集めてみたい。
まだやりたいジャンルが明確ではないため、きっと今すぐには始めないけれど。
学生時代に変な人扱いを受け、変わってると言われ、昔の職場の店長にまで契約更新の面談時に独特な性格だと言われ、これが伏線回収かと思い生きてきたが、ネットの世界に出てみると自信をなくしてしまう。
私はいたってまともで普通の人間なんだと思い知らされる。
それでもいつか変な人が集まるチャンネルやコンテンツを作ってみたい。















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