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降り立ったら別世界の入り口だった【夢日記】

 このみさんに今度こういうのあるから行ってみなよ、とチラシと渡された。私は全然乗り気じゃなかったが、行くふりをして前講座には行ってみた。
 それは都会的なガラス張りのビルの何階かで行われていた。側は都会的だったが、その一室の中は古い木製の校舎の中のような雰囲気だった。小学校で使うような机が並んでいた。10〜20人くらいの人たちがその講座を受けに来ており、熱心に説明を聞いている。講師は女性。ちょっと外国人風でもある。
 その講座では課外授業みたいな課程もあったが、私は当然ながら興味ないので、それは受けずに教室にいた。するとひとりの女の人が遅れてしまったという様子で入ってきた。

 教室に1人いる私に、その女の人は様子を伺いながら話しかけてきた。私はもう帰ろうとしていたけども、彼女に一通り説明をした。ほんの少しの会話だったけど、彼女は私に親和性を感じてくれていたみたいで、とても開放的に接してくれた。私もそう感じていたが、彼女の方が上回っていた。会話がひと段落すると私は教室をでた。エスカレーターを何階かくだると、先ほどの女性が向かいのエスカレーターで降りてくるのが見えた。彼女は大きく手を振っていた。またどこかで会いましょうね、と言わんばかりの笑顔。私も微笑んで頭を下げた。またどこかですぐに会いそうだな、と思ったのは私の方が感じていたことだ。

 外に出ると、雰囲気は一変。あんな都会的なビルから出てきたとは思えないほど、古めかしい場所だった。出口の先には池があり、その周りに巨大化したバクやうさぎ、きりんなどの動物がいた。閲覧できるようになっているみたいだった。私も珍しかったのでしげしげとその動物たちを見た。大きすぎだ。

 雨が降ったみたいで地面は濡れていた。辺りも暗く、池の周りも木々で鬱蒼としていた。門を出るための人が列をなしていて、私はそこに並ぶのにうんざりした。この門を出た先の道に出ても遠回りだなと思ったので、建物の脇をすり抜けて別の出口門のある広場を目指した。そこで初めて私は靴を履いていないことに気がついた。でも、このぬかるみ具合は気持ちいいし、靴を履いていたら靴が濡れちやうからこのままでもいいかと思った。左側の別の広場に通じるはずの脇道は、これまた古びた建物の庭を通るような感覚で、そこにかかっている竹の簾が邪魔で道はとても困難だった。そして迷ってしまった。あの場所に繋がるはず、と想像はしっかりできているのに。

//夢ここまで
at 20240405

~筆者雑記~
 全く興味ないのに勧められたからといって行くふりをする私って…と夢の中ながら思ってしまう。でも、どこか特別感のあるあの女性と出会うためだったのか? とも思ったり。
 だが、エスカレーターを下った先の出口からの世界の変わりようといったら。しかも、靴も履いていないし、自ら困難な道に迷い込んで行くし…。まるで私の人生のようだなとも思えるし、これからの道を案じているのかなとも思えるし。ちょうど今岐路に立っておりますので…^^;  困難な道でも私はそっちに行ってしまうのかな…… 行きたい方へね。

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