見出し画像

フランスのホテルで見た夢が【夢日記】

 目覚めた。ここは…そうだ、ここはフランスのホテルだ。今、フランスに来ているのだった。体を起こすとテーブルに開いたままのPCがスリープせずに光っている。
 外を見たいと窓に近づき、小さめの窓を開けた。外は一部霞みがかっていて、向かいには森の入り口のような木々が迫っていて、その麓には畑や民家がちらほら見えた。右手には小さな薄いピンク色の花がちょんちょんと広範囲にわたって咲いているのが見えた。外はスッキリとしたいい朝だ。ピンクの花を含めてこの光景を納めておこうと思ってカメラを取りに窓辺を離れた。
 カメラを取りに戻ったのにそのことをすっかり忘れ、光っているPCに目を奪われた。そこには映像が流れていた。どこかで見たことのある映像だなぁと思った。
 
 目覚めた。ここは…そうだ、ここはフランスのホテルだ。今、フランスに来ているのだった。体を起こすとテーブルに開いたままのPCがスリープせずに光っている。
 ふと部屋の扉を見ると全開になっているではないか! 私はこのまま眠っていたの? ひやりとして持ち物を確かめたが、無事だった。
 確かにここの鍵をかけた覚えはない。ドアを締め、鍵をかけようとすると今度は反対の蝶番が在るべき方が開いてしまう。このドア、固定されてない…。必死で左を締めて、右を締めて、また左を締めてを繰り返した。かろうじてどちらにも開かないところで止まったので、鍵はかかってないけどよしとした。
 一息つくとテーブルに光っているPCに目を奪われた。そこには映像が流れていた。どこかで見たことのある映像だなぁと思った。
 はっ! この映像は、私がさっき夢で見ていたものと全く同じ映像じゃないか! この映像の先を知っている。そう、こうなってこうなってこうなるの。そして、こんな気持ちになるの。
 とうとう私の夢が私という媒体を飛び出して、外界に投影された。

 扉がノックされ、出ると無愛想で決して目を合わせない中老の女性が立っていた。ホテルスタッフのようだったが、見た目は細かい赤いストライプのふりふりのスタンドカラーのシャツに白いエプロンを身につけたお手伝いさんのようだった。
 彼女は洗濯物を片手にヅカヅカと部屋に入ってきた。洗濯物などお願いした記憶はないが、勝手に持ち出されていたみたいだった。やっぱりドアは開いていたんだ…。彼女はまっすぐラジエターの方に向かった。
 彼女が出て行くのを待って、ラジエターにかかっている服を見てみた。そこには私のものじゃない洋服が干されていた。ベージュのトレーナーやグレーブルーのスカート。あらあら、適当なのねぇと思った。私の下着も持ち出されて洗濯されたみたいだったけど、他の洗濯物の色が移ってマーブル模様になっていた。ここは日本ではないことを鑑みて、ため息一つでよしとした。でも、一つ前に泊まった国(イギリスかオーストラリア)ではこんな不安定要素なかったんだけどな…。

 二度寝しちゃったし、早く出て行く準備をしなくちゃと思ってバスルームを探したがパッと見つからない。もしかして共同なの? と思って部屋の外を覗いたけどそんなはずない、と思ってもう一度部屋の中を見ると、ベッドの背になっている壁に取っ手のようなものがある。もしやと思って、ベッドを動かしてみるとそこに小さなバスルームがあった。バスタブもあったが、両足が入れられるほどの小さなものだった。それでもバスタブは水色やピンクや赤で可愛く装飾が描かれていた。可愛いんだけどね。とりあえず、部屋にバスルームがあったことに安堵した。

//夢ここまで
at 20201210

~筆者雑記~
 約4年前に見た夢だけど、今日パッと目に止まったので記録から持ち出してきました。詳細や感覚は忘れてしまったけど、光景はうっすら覚えている。あの夢ね、という感じで。全体的な色は紺色だった。部屋の中が紺色だったと言っていいかな。木製のロッジのようなホテルだったから、本当は木の色だったのだろうけど、何かの深度が深く紺色に見えていた。それとは打って変わって屋外の景色はとても爽やかなグリーンの景色だった。内側と外側は雰囲気が全然違った。
 残念ながら、PCに映っていた映像は全く覚えていない。感覚も忘れてしまったのが実に残念だ…。その映像は私に何を伝えたかったのか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?