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「読み書きに困難さ」がある児童への学びを支えるICT活用事例

教育ICT活用研究会4回目のまとめです(^^)

今回は、鍔田先生にお話していただきました!
特別支援教員を目指す私にとって鍔田先生のお話はとても興味深いお話でした💭

読み書きできないとダメですか?

平仮名の読み書きについては,各教科等の学習の基礎となるものであり,第1学年でその全部の読み書きができるようにする必要がある。

【国語編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 p.44 l.28

学習指導要領では、小学校1年生の時点でひらがなの読み書きは全てできるように。と、、、
やはり、読み書きができることを前提に学校の授業は進んでいきます。

子どもたちの気持ちは?

子どもたちは、実際読み書きについてどう考えているのでしょうか。
それはもちろん、どの子も読み書きができるようになりたいと考えています。

読み書きが困難がある子どもにとって、とても大きな悩みとなります。

低学年の児童にとってはこの気持ちを上手く表すことができず、暴れたり、不登校に繋がります。
読み書きが上手くできないと、学校の授業がわからず、周りから「どうしてできない」という目で見られます。そこから、自己肯定感が下がり、不登校や問題行動に繋がるのです。

これは納得です。。。
授業がさっぱりわからないと、学校生活楽しくないですよね。
読み書きが上手くできない子どもたちにとって、教科書は全て暗号の本です。

読み書きに困難がある児童たちに、鍔田先生はどのように向き合っていったのでしょうか。

活用事例

まずは、子どもたちがどこに困難を感じているのか。
要因を理解してからの支援が重要になります。

①逐次読みをする児童

使用した教材:デジタル教科書、DAISY教科書
読み上げ機能で、文字と音を一致させる。

②漢字が読めない児童

使用した教材:手書き入力機能付き漢字練習アプリ、漢字練習アプリ、国語辞典アプリ、漢字辞典アプリ
漢字を拡大して、書きやすく。
辞典アプリを活用して、書き順の理解。

③書くことが難しい児童

使用した教材:絵日記アプリ、パワーポイント
絵や図形などを活用して、子どもが伝えたいと思えるような気持ちを引き出す。

④児童の語彙を増やすために

使用した教材:マインドマップ
一つの言葉からイメージしていき、言葉を増やす。

⑤伝えたいことを文章にするために

使用した教材:録音アプリ
録音したものを、何度も聞くことで文章にしやすくする。

このように、子どもたちの要因を理解した上で支援をすること一年、、、
子どもたちは自分の気持ちを書き表せるまでになったそうです!!

すごい!!!!☆彡

読み書きができるようになるために

①困難さの要因にあった支援をする
②通常の学級でも、同様の支援をする

これはもう何においても、必須ですね。
誰にでもわかりやすい授業をつくるために、私も意識していきたいと思います(^^)

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