ディック・ブルーナさんから受けた影響と凄さ
尊敬している人は?と聞かれた際、ディック・ブルーナさんを知るまでは「特にいません」が回答でした。
そんな私なのですが、ディック・ブルーナさんとその作品を知ることで唯一の尊敬している人になり、今では自分が仕事をする上でとても大きな影響を受けるようになりました。
今回、私が大きく影響を受けているディック・ブルーナさんについて、私個人の考え方をまとめて見ました。
ディック・ブルーナさんとは
ここまで読んできて、ディック・ブルーナさんて誰?となっている人もいるかもしれません。
でも、彼の代表的な作品名である「ミッフィー(オランダなどではナインチェ)」を聞けば、ほとんどの人は知っていると思います。
ちなみに代表作のミッフィーの印象が強いので絵本作家と思われがちですが、絵本作家だけでなくグラフィックデザイナーとしても多くの作品を残されています。
ディック・ブルーナさんの「シンプル」の考え方
紹介されている本を読むと色々と出てくるのですが、個人的に最も惹かれたのはシンプルに考慮されている点です。
シンプルだが必要な情報が包括されることの重要性やメリット、見る人の想像力を広げることが可能なことなどを学びました。
それ以外にも色へのこだわりなど、素晴らしい考え方を持たれている方なので、興味のある方は最後に紹介している本をお勧めします。
ディック・ブルーナさんの仕事観
ディック・ブルーナさんの考え方にもっとも影響を受けてきましたが、作品を作る仕事観も学び大きものになっています。
作品へのこだわり/軸や挑戦しつづけること、自分が仕事をしている業界の将来の見通しへの考え方など、ここでは語りきれない多くのことを語ってくれております。
働き方や働く際に心がけていることなどは、デザイナー/絵本作家特有のものもありますが、大半はどんな仕事をしている人にとっても意識すべき内容になっています。
以下で紹介している本が丁寧にわかりやすくまとめてくれているので、興味のある方は読んでみてください。
ディック・ブルーナさん関連のおすすめ本
ディック・ブルーナさんについて書かれた本は何冊か刊行されていますが、その中でも個人的に読みやすくて学びが得やすい本を何冊か紹介します。
ディック・ブルーナ 永遠のデザインとことば
こちらの本は、影響を受けた人や仕事、シンプルについてなど、いくつかのカテゴリに分けられてこれまで話されてきた考え方などが紹介されています。
ページ数は多いのですが、非常にわかりやすく・読みやすい形でまとめられており、単体で見ていっても問題ない形式なので、ディック・ブルーナさんを最初に知っていくのにお勧めです。
ディック・ブルーナのすべて
ディック・ブルーナさん自身のこと、仕事、ゆかりの地、素顔といった情報や、手がけられた作品について知ることができる一冊になっています。
初めての方に特におすすめではありますが、チャプター2にある「ブルーナ世界の秘密」は、色の選定理由やシンプルの法則、なぜ正方形なのかなど、作品への考え方を知れるパートになっていて、特にお勧めです。
ディック・ブルーナのデザイン
こちらは過去のグラフィックデザイナー時代などの作品を含め、ギャラリー的に作品を見つつデザインの考え方などを学べる形式の本になっています。
最初に知るためではなく、ディック・ブルーナさんの仕事などに対する考え方をある程度知った上で読むと、より得られるものが多い本かと思います。
ディック・ブルーナさんが住んでいた街ユトレヒト
番外編ですが、おそらくディック・ブルーナさんが生活し、刺激を受けたであろうユトレヒトに2019年に訪れる機会がありました。
本題とは関係ないですが、少しだけ写真で紹介します。
いかがでしたでしょうか。
私が個人的に尊敬しているディック・ブルーナさんについて簡単ですが紹介でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?