見出し画像

余白とは、立ち止まる・やらない・考えない

向上心とスピード感


半月前のブレスワーク合宿で
様々な方面でのモチベーションが上がり
やりたい事が沢山できた。

だから、時間の使い方の意識が変わった。

辞めたかった悪習慣を絶ち
家族との時間は大切にキープしつつ、
自分の時間も有効に使おうと頭を回転させる。

「まず何から手をつけるのがいいかな?」
「あれを考えながらこの作業をやって…」 

時間はつくるものだ。
細切れの時間もかき集めれば何かにはなる。

1日1日がんばって生きている。
 
 
 


とか何とかやっていたある日、ふと気づく。

考えるばかりで、感じる時間のなんと少ないことか。
 




日々沢山の感情が動いているはずなのに
それらを感じ味わうことよりも
何かを作ったり進めたりすることを重視している自分に気づく。
タスクを消化し自分を積み上げることに燃えていた。

瞑想とヨガの時間をとってはいても
その時間すらも「次はこうしよう、これもやってみよう」
とかなんとか、思考が働いている。

感じるためにはスローダウンしなければいけない。
もしくは一時停止する必要がある。
それが、少しのあいだ出来ていなかった。
張り切った向上心が私を"いまここ"に残すことを躊躇った。

 
ああ、なんか、なんか気持ち悪い。

落ち着かない。

大切なことを見逃してるような

自分が分からないような感じ。


   


はい、これは余白がないのです。
  




息子は中耳炎だった


  
ここ最近息子の夜泣きが続くなぁと思ったら中耳炎だった。
幸い熱も無くすぐに良くなったんだけど
夜泣きが酷いのは体調不良かも?と
早めに予想できなかったことを反省した。

彼を見ていたようで見ていなかった。

そして私も息子から風邪をもらった。
夜泣きに付き合って寝不足だったのに動いてたから
身体が休みなさいと言ってるんだろう。
自分の体の声さえも拾えていなかった。
 
 
半ば強制的にスローダウンすることになり
なぜかホッとした。
止まっちゃいけないような気がしていたんだ。


休むことは大事〜ポレポレ〜
余白がないと心からは笑えない〜
なんて偉そうに言っていたのに
すぐに忘れて視野が狭くなるのだから…
ほんとに、修行しがいのある自分だな。



通勤中、朝日が綺麗で見惚れた



景色を眺めていい、何も進めなくていい 


最近休まず動き回ってるとは思ってたけど
ブラック労働のように追い立てられてるのでは決してなく
キラキラした明るい熱でエンジンが動いているから
(ヨガでいうところのタパス的な)
そのままGOGO!イェーイと思っていたけど
やっぱり余白や休息は必要みたい。 


「こうなりたい」と具体的な理想を描くと
そこと現在の自分との距離も見えてきたり

「あれも、これも」と山盛りになると
早く山をならして落ち着きたいと焦ったりする。


それがいいエネルギー源になって
自分を成長させてくれるんだけど
それでもやっぱり止まる時間は必要だ。


立ち止まり、何もやらない、考えることすらしない

それが余白。

余白にしか咲かない花があり
余白でしか吸えない空気がある。


何かを生み出したり進めたり、、
人生はそういう足し算だけではない。
ただ見つめて、味わって
ぼーっと眺める時間はとっても愛おしい。



ただ田んぼを眺めた日


たくさん寝て、美味しいご飯を作って
難しいことは考えずにぼーっと過ごして
ヨガと日記以外のルーティンは無視した。
寝るのはいつものベッドだけど
どこかホテルに来たような贅沢な感じがした。

リフレッシュして、またリズムを始めよう。
休みながら、感じながら。



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?