19日目:息子に選ぶ色、息子が選ぶ色
今日は息子の保育園で使う
椅子カバーの布を買いに行きました。
選んだのはこちら。
ほんわかした黄色が
大らかで元気な息子にぴったり、
カラフルな柄も無邪気で楽しげです。
素敵な布が見つかりました^^
で、作業しながらつらつらと考えたのは
ジェンダーバイアスとデザインについて。
さっきの布を選んだのは
探す条件にマッチするか
息子に似合うか、の他に
実はそのバイアスへの抵抗の気持ちも
ちょっとあるんだろうと思います。
車と恐竜はお腹いっぱい
息子を妊娠してから痛感しましたが
子ども用品ってデザインの男女差が
強烈じゃないですか?
男の子は青、緑、ボーダー、車、恐竜で
女の子はピンク、ベージュ、花柄、レース、兎とか
そればっかり。
決してそれぞれの色やモチーフが
男の子用!女の子用!ということもないはずだけど
専売特許かのように偏りがすごい。
「男女どちらでもいけますよ〜」
ってデザインも無くはないけど少なくて
GIRL/BOYの表示があったら大体は
上のようなデザインの区別が強い気がします。
男の子用でピンクの花柄が
置いてあるのは見た事ありません。
そもそも大人と違って体格差もないのに
デザインを男女に分ける理由ってなんだろう?
そしてそのデザインに偏りがあるのは何でだろう?
まぁきっと色んな背景があるんだと思いますが、
子どもを持ってみて改めて
ジェンダーバイアスは幼少期から
チリツモで培われていくものだと言うことを
強く実感しました。
服・おもちゃ・名前の呼び方・特性、とか。
だから私が息子に色を選ぶときは
できるだけ偏りなく
いろんな色・デザインを選ぶようにしています。
(頂きもの等は何でも有り難く頂戴しますが)
私自身が、カラフルな色を身につける彼を見て
楽しみたいのもありますが、
男の子は「これ」というバイアスへの抵抗でもあります。
自分がそれに長く苦しめられてきたので
息子には、息子の世代には
そこから自由にさせてあげたい。
彼が持つ選択肢を多くできたらいいなと思います。
世界が広いことを伝えられたら、と。
私は田舎の小さなかコミュニティで育ち
「女の子だから」の呪いが強く息苦しかったけれど
外に出てみたら実は世界は広く自由でした。
「誰かに自分を固定されることなく生きていいのだ」
という感覚を確かに信じることができました。
(そしてそう感じられる場所にいるのは
とっても幸運なことだという事実も分かった)
息子が選ぶ色は
男の子だから、
女の子だからじゃなくて
「自分だから」で選んでほしいな
という願いを込めて。
(追記)
妊娠中から今に至るまで「男の子だから〇〇」ってセリフに何度も出会ってきましたが、まぁやっぱり詰まるところ「人による」でしかないよな。
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