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私と私の親友について

初めての投稿です。

私と大切な親友についてのお話。

彼は11歳1ヶ月のミニチュアダックスフンド、「クロ」です。

甘えん坊、いたずら好きで、小さい頃からご飯より遊んで欲しい!というワンコで、私が実家で暮らしてきた数年間、たくさんの癒しや幸せを与えてくれました。

大学受験の勉強をしているときは、静かに私の膝の上に乗り眠るのが彼のお気に入り。私は、重いなぁと思いながらも、彼の暖かさに癒され、救われてきました。

さて、大学進学することとなり、通学の利便性から祖父母の家に居候することとなりました。最愛の親友との別れ。それでも、祖父母の家から実家へは車で30分程度。物理的に長期間会えない、ということはありませんでした。

しかし、大学生活が始まり、アルバイトを始めると、実家に帰る機会がほとんどなくなり、クロに会う事も少なくなりました。それでも、たまに帰ると彼は私の事を覚えていてくれて、精一杯尻尾を振って最大の愛を私に与えてくれました。

そのまま、就職、一人暮らしを始めると、ますます、彼に会う機会が減って行きました。

彼が9歳の時、両親から、「クロの調子が悪いから、病院に行ってくる」と私の元に連絡が入ってきました。診断結果は「心肥大」、もってあと1年とのこと。「これからは不用意に興奮させるようなことはせず、静かに静かに暮らすようにしてあげてください。」と獣医さんに言われたとのこと。

両親から結果を聞き、当時たくさん泣いて、恐怖を感じたことを覚えています。

でも、彼は今11歳。余命宣告より1年多く生きています。大好きだった散歩は毎日行けず、興奮するような遊びもあんまりできないけれど、それでも、ゆっくり、時に自宅の庭で少し遊びながら暮らしています。

私は休職中なので、頻繁に実家に帰るようになりました。最初は鬱状態がひどかったのですが、彼と一緒にたくさんお昼寝し、時にお話をし、たくさん撫でていると、少し軽快し、両親とも楽しく会話ができるようになりました。

この先、私も彼も、どうなるかわかりません。それでも、彼はいつまでも私を救ってくれる存在です。私の家族の一員になってよかったと、思ってもらえるよう、これからもたくさんたくさん愛したいと思います。

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