その41 だいたいの人は凡人だから戦い方を間違えてはいけない

ジブリのアニメーション作品『君たちはどう生きるか』がゴールデン・グラブ賞を受賞した。

日本がアニメーション映画賞を受賞したのは初だそう。

軒並み海外では人気で、公開三日間の興行収入が約1300万ドル。華々しい。


そんな作品を生んだジブリの中心人物。宮崎駿氏は天才であろう。

たゆまぬ努力もあるとて、彼を天才だと称さない人は少ない。

ただ安易に「天才」と言ってしまうが、この「天才」の正体とはなんなのか。

凡人とを分けるモノはなんなのか。

この寿司職人の記事を見て思うことがあった。



宮城県塩竈市にあるお寿司屋さん。

創業90年の亀喜寿司の店主保志さん。

寿司を握るだけでなく、会話を楽しませ、ニーズを読み取り、いろんな状況に対応できる職人さん。

お客さんの好みや年齢に応じた寿司を握るという。


そんな店主だが、昔は『自分のウマい』を出していたそうな。

そこそこ腕に自信があったからだ。

それでも今は「相手に合わせるやり方」になっている。ということは、『自分のウマい』が通用しない瞬間があったのだろう。記事には書いていないがそう読み取れる。

ここで思った。

"自分の良い"でそのまま自走できる宮崎駿と、
"自分の良い"で走れなかったこちらの店主の差はなんだ
と。

※店主批判ではなく考察として取り扱っています



これが結論、天才か凡人かの違い。

そして自分を含め、9割の人は凡人に入る。

だからこの店主のやり方は至極まっとうだ。

自分のエゴだけでは腹は膨れない。


ずっと続けてたとて失敗したとも限らないが、「やり方を変えた」という時点でそういうことだろうと思う。

つまり、凡人はマーケティングの要素が不可欠。

時代は何を求めている?
お客さんの好みは?
自分の仕事の価値は?

ずっと勉強し続けないとならない。

現にこちらの店主は「すしは一生勉強」といい、常に研究する姿勢を持っている。

勘違いした王者ほど痛々しい姿はない。

裸の王様になるまえに身の丈を知る。

自分の感覚も大事にしつつ、マーケティング要素も備える。

そんなバランス感覚が凡人として成功するには必要なのだろう。




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