その37 なにに価値があるのかわかっとけ

知り合いのファミリーの出来事から学んだ、なにに価値があるのかわかっとけって話しをします。

知人ファミリーが何年も通い詰める焼き肉屋さんがあったそうな。

お気に入りのお座敷の席があるそうで、いつもその席を予約してからいく。

その日も電話で席と日付を予約をしてたそうだ。

店に入り、名前を告げると店員さんが

設備の不良でお座敷が使えません

こう言い放ったそうな。

これにファミリーのパパは大激怒。

なんで事前に連絡をよこさねんだ!?

店員さんの態度も悪かったのだろう。
荒れに荒れたと聞く。

それでもなんとか落ち着き、仕方なくテーブル席で食べることになったものの、終始期限は悪く、最悪の焼き肉だったそうな。

これ以降二度とその焼き肉屋には行かなくなったという話。

事前に連絡しておけよ、と考えるのは浅はかだと思う。

なぜ事前に連絡をしなかったのかと考える必要がある。

私が考える今回のキーとなるポイントは、

「席」に価値(ファン)がいることを把握していなかった

これに尽きると思う。

"この席"で"この料理"を食べたい願望。

どちらが欠けてもダメ。両方必要。

だから料理だけでなく、席も気にしていないとダメ。

上座下座。ハンコの押し方、タクシーへ乗り込む順番etc・・・。

年齢が上げる人ほど気にする。そういう価値観なのだ。

だから「そんなの気にする方がおかしい」と人のせいにするより、相手の価値観を慮り、事前に手を打つ方が賢い。

食事における「席の価値」に店はもっと早く気付くべきだった。

そこを教育出来なかった店の主の責任。

毎月通っていたという大食いファミリーだったのだから、逃した魚は大きい。

お客さんに目を配り、なにに価値があるかを見極め、提供することが大事ではなかろうか。

これは目の前の作業をただこなしているだけでは気づけない所業だ。

相手の立場で考え、なにに価値があるのか常に考えていたい。


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