その55 心の余裕は絶対的な答えがないと思うところから
心の余裕が大事だ。
・なぜコンビニから車道に出るとき、歩行者が来ているのに歩道で左折待ちをするのだろう。邪魔だ。
・なぜ遅い車にイライラするのだろう。
・なぜ同僚の出世は喜べないのだろう。
全ては心の余裕がないから起きる。
この記事と本が参考になった。
記事で言っていたのは、余裕のなさは自信のなさから生まれる。
焦りと不安が自信のなさに拍車をかける。他人と比較せず、昨日の自分と戦い目の前のことをやる。自信がないならあるように振舞えばいいだけだ。
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本で印象に残ったワード。
世の中はゼロサムゲームではなく、0と100の間にしなやかさが存在する。
ようは”割り切る”のではなく”間を楽しむ”。白黒つけないことが大事。
なるほどなと思った例が面白い。
人は白黒つけたがるとオヤジ上司になる。「だいたいわかったよ。つまりこうだろ」とすぐ結論を出して話をまとめたがる。間のグレーゾーンがなくなる。
ある時著者が父親から『口車に乗らないとチャンスはつかめないぞ』と言われた。「口車に乗ってはいけない」はただのリスク管理。
「相手に乗せられてるとわかっていても口車に乗らないとチャンスが掴めない時もある」と商売人の父親から教育を受けてきた。口車に乗る・乗らないだけではなく『乗る時も大事』。と、間のグレーを楽しむしなやかさを持とう。
おもしろい。
多くの人は二元論で話してしまいがちだ。
・仕事はお金かやりがいか
・住むなら賃貸か持ち家か
・たけのこの里かきのこの里か
議論ではポジションを持ち、そこから発することに意味がある。しかしそれでも「自分の意見は間違っているかもしれない」視点を常に持っておく。
答えは二元論ではなく、議論の中から出てくる”ウルトラC”があってもいい。絶対的な答えなどあるわけがない。そういう絶対的な答えに執着するほど、人は頑なになってしまう。
しなやかさを持ち合わせていよう。そのために本著はオススメだ。
最後まで読んでいただきありがとうございます!本当に感謝します!!