その49 「育ちがいい人」だけが知っていることを買った理由

「一流のふるまい」に興味を持ちこちらの本を購入。


中田敦彦さんがYouTubeで紹介している回もある。本がちょっと…という方はこちらがオススメ。

なぜこちらの本が気になったかという個人的な話から。

まず思ったのが『自分のふるまいダメだな』がスタートだった。

そう思ったきっかけがある。聞いてください。

会社でも家でも、床に接しているしゃがんで取るような低い所にある引き出し。ここから物を取り、引き出しを戻すとき、

足で押して戻してしまう。Oh…

見た目最悪。


あとはご飯のとき。
ちょっと遠くにあるお皿を箸でグイっと手前に持ってくる『寄せ箸』。

食事中はもっとある。
かぼちゃを食べたあと、黄色い果肉が箸に付くので『ねぶり箸』をしてしまうし、箸置きがないから『渡り箸』もしてしまう。ほんとに…箸の使い方が底辺だ。

あとお恥ずかしながら箸を持つ際に『三手で持つ』というルールを知らなかった。片手で持って片手で食べていた。あと箸の持ち方も汚い。

言えば言うほど恥ずかしくなる。よくこれで妻の家族と会食に行けたものだ。


と、こんな具合に自分のマナーの悪さに気づき、お手本を見ようと思ったのが買ってみた要因。もちろん私は育ちがいいわけがない。

これは本書の内容にもなってくる話だが、それでも育ちが良いと思われる人になることは後天的に可能だという。そんな希望を持たせてくれる本だった。

本書を通じてわかったことがある。
確かに箸の使い方をタブーとし、「これが正解」と言えるシーンは多数ある。が、絶対的良しに惑わされて場の雰囲気にそぐわない正義の押し付けも良くない。

ようはTPOで変わるということ。

例えば、手皿は本来良くないものとみなされているが、ファミリーレストランで合コンみたいなノリの時は、その手皿の外見が美しく見える時もある。

がんじがらめは良くない。それは筆者も仰っている。

だからといって、知識を入れようとせず自己流・見た物をマネるだけというのはいかがなものか。だからこそ”本物”をまず知るべきだ。

そんなときにこの著書はオススメ。いかんせん、皇室や財政界のVIPたちをアテンドする人たちの先生をしている方が書いている本なのだから。

ようは超一流をもてなす一流を育てる先生。つまり藤井総太くんを育てた師匠の杉本八段を育てた先生となる。先生の先生。


様々なシチュエーション別に例があり、わかりやすく・かつ短く端的に具体例が綴ってあるので取り入れやすい。

好きなのが『電話をブツっと切る人に余韻のあるふるまいは感じにくい』と書いてあり、言われてみれば確かに!と膝を打つシーンがたくさんだ。本書を読んで言語化されていなかった部分に気づかされた。

まさに背筋が伸びる本。一読をオススメしたい。



最後まで読んでいただきありがとうございます!本当に感謝します!!