履歴書の用意はできている


7月のシフトが出ました。

順調に、淡々と、粛々と、人件費が削られ続けています。
わたしが入社した頃は朝4人スタート、昼から3人出勤でした。それが社員の異動と退職でで補充なくふたり減り、朝3人スタート+昼からふたり出勤に。そこから平日朝ふたりになり、さすがに開店前の開梱と雑誌の陳列、客注品のピッキング(定期はいちばん多い日で50人分以上ある)を1時間でこなすのは難しく、サービス早出が当たり前に。
朝の作業が遅れると、その後の書籍の品出しにも影響が出てサービス残業になってしまう。ずっと作業に集中できればいいのでしょうが、広い店内でスタッフが少ないのですぐお客さんに捕まるんですよね。お年寄りが多いせいか、検索機があるのに利用率はイマイチ。おまけに世間話で30分とか平気で喋り続ける方も...。おかげでみんな当たり前のように1時間とか残って品出ししています。

本社は数字だけ見て判断しているのでしょうが、今回出たシフトで遂に、土日も朝ふたりスタートになりました。
夏休み始まるんですけど?
一応うちの店、社内では「大型店」に分類されるそうなんですが。
店長に聞いてみたら、ここまで削ってもまだオーバーしているとのこと。いずれ平日は午前中ひとりになるかも...と言われました。この規模の店でワンオペは、問い合わせがあった瞬間に詰む。今でさえお客様をお待たせすることが増えてお叱りを受けているのに。

最低賃金が上がったらこうなることは目に見えていたけれど、ほんの10円ちょっと上がっただけで忙しさが倍増するのは割に合わない。

本が好きで、書店が好きで、書店員の仕事にやりがいがあっても、負担だけ増え続けていたらいつか心が折れる。時給1,500円くらいくれたらもう少し頑張ってもいいかなと思えるんですが、910円ですからね。

少し前から心の中に発芽していた「転職」の芽が育ってきている気がします。楽しかったんだけどな、書店の仕事。最近は心に余裕がないし、夏休みになって忙しくなったら壊れるかもしれない。
壊れる前に休むなりシフト減らすなりして自分を守らないと。


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