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看護師生活20年・これからの自分を考える中で出会ったWebライターの世界で気づいたこと(おおむさんインタビュー)

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「なつみと式Webライティング講座」(全12回)の受講を終えたばかりのおおむさん。

おおむさんは元看護師でそのキャリアはなんと20年になるそうです。

長年第一線で活躍していたおおむさんですが、コロナ以降のハードワークと子どもの学校の役員が重なり体調を崩し退職することに。

「これからどうしていこうかな」

退職後の働き方を考える中で、出会ったのがWebライターという職業でした。

そして「なつみと式Webライティング講座」を受講する形で、Webライターの世界に足を踏み入れたのです。

わたしはおおむさんとほぼ同じ時期に講座を受講しはじめたので、看護師から講座に挑戦されたおおむさんのことが気になっていました。

今回のインタビューではおおむさんが講座を受けたり、案件を受注する中でどんな気づきがあったのか聞いてみました。


看護師の仕事は忙しくて、外の世界を考えることがなかった


看護師として忙しくも充実した日々を送っていたおおむさんでしたが、コロナをきっかけに勤務環境が大きく変わることに。

「コロナ禍をきっかけにして、仕事がかなりハードになって。子どもが小学校の中学年、高学年なのですが、子ども会の役員も重なって大変でした。仕事では役職についていたので、仕事も自分の私生活も忙しく、いっぱいいっぱいになっていたんですよね」

コロナの影響で業務量が増えて心身に負担がかかる中、休みの日も子ども会の役員で自分の時間が取れなかったといいます。

実は私生活では小学生の双子のお母さんでもあるおおむさん。

子ども会では会長を務めましたが、やはりここにもコロナの影響がありました。

数年間活動できなかったことが影響し、子ども会の業務がしっかり引き継ぎできていなかったため手探りで会を回すことに。

参考にならない過去の膨大な資料を整理しながらレジュメを作成するなど、仕事を離れてもフル回転する日々を送っていると、ついに体が悲鳴をあげました。

突発性難聴を発症したのです。

そして、体調を整えるために退職を決意します。

「これからの自分をどうしていこうかなって考えるようになって。 今後、自分が看護師としてこのまま働いていくのか、それ以外のできることを考えていった方がいいのか、みたいなことを考えてる時にたまたまインスタか何かで、副業とかを見ることが多くなって。」

その中にあった「なつみと式Webライティング講座」の広告が目に留まり、受講することになったのです。

それまで看護師一筋で駆け抜けてきたおおむさんでしたが、なぜWebライターが気になったのでしょうか。

「Webライターであれば、わたしも看護師で記録などをいっぱいする職業なので、意外と書くことにそんなに抵抗がないからできるかなと思っったんです。」

意外にも、看護師とWebライターには「たくさん書く」という共通点があったのです。

とはいえまったく畑が違うのでライティング講座もはじめは「相談だけしてみよう」というつもりで踏み込んだと言います。

蓋を開けてみれば、看護師としての経験はライティングに通じる部分が多くあったのです。


看護師としての経験が思わぬ形で活きた

おおむさんのnoteの記事は、ライティング未経験とは思えない読みやすさとわかりやすさで難しい話もスラスラ読むことができます。

特にクマの記事は未経験から2か月とは思えない文章で、手書きの解剖図もとても分かりやすかったです。

情報量が多く、専門用語も出てくるクマの記事ですが、おおむさんは「調べてまとめる作業は苦じゃない」と言います。

「クマの記事は淡々とその事実をバーっと書いて、あとはわかりやすい言葉に直すぐらいだからわたしは苦じゃなかった。多分職業柄なのかな。」

看護師は表面上の忙しさが目立つけれど、見えないところで多くの事務処理をこなしています。

現場で使える事務能力を身に着けるために、看護学校でも調べたりカルテ等の記録の練習を繰り返し行うそう。

病院では日々多くの患者の情報を適切に記録し管理することで、スムーズな診察・治療が成り立っています。

「同じ患者さんをいろんな人が受け持つので、 事実に基づいて、正しいことをいかにわかりやすく簡潔に説明するかっていう能力は結構必要になると思います」

noteの記事にもそんな事務処理の経験が活きています。

おおむさんは自身の書く力を、看護師なら当たり前だと思っていたのだとか。

「書くことは業務的にやってきたので、わりかし得意分野だったみたいです。それが普通だと思ってたんですけど講座で、どうやらそうではないらしいっていうのを先生から聞いて、なるほどな、と。これは看護師として頑張ってきたわたしの武器なのかしらっていうのはあります。」

看護師として積み重ねてきた日々は、読みやすい文章を書くという力をもたらしてくれたのです。


まっさらな自分に引き継ぎするつもりで書く


看護師時代の「正しいことをわかりやすく簡潔に説明する」習慣から、読みやすい文章が自然と書けるようになったおおむさん。

実際に執筆するときにどんな意識で取り組んでいるのでしょうか。

 「これが必要な事実なのか、そうでない事実なのかっていうのは、自分がまっさらな知識0の人だと例えて、わたしに説明するつもりで文章を作っていくんです。わたしだったらここが知りたいな、というところを考えながら、知りたい情報を集めていきます。」

いわゆるペルソナの設定をあえて自分に置き換えて、何が必要か想像するのだそう。

「他人に説明するとか、わたしの知らない人をペルソナに設定するのはけっこう難しいじゃないですか。でも、全然情報を知らない、まっさらなわたしだったらって考えて、わたしに説明するんだったらやれるかなって。」

筆者もペルソナを設定して想像するのが苦手。

おおむさんの考えに共感すると同時に、彼女の「自分に当てはめて考える」方法はとても参考になりました。

「看護師の仕事でいえば、申し送りという重要業務があります。自分の受け持ち患者の情報とその日の状態をこれから勤務に入る担当看護師に引き継ぐものです。新人看護師にとって申し送りは何をどこまで申し送るのかわからず難しいのです。そこで、新人に指導するときは、自分が欲しいと思う情報を申し送りましょうと伝えていました」

おおむさんならではのわかりやすい文章を書く方法も、やはり看護師時代の習慣から来ていたのですね。

日々、何を意識しながら書くのかはもちろん、その意識をもって書き続けるというのは看護だけではなくライターにも通ずるところだと実感しました。


自分を大事にするという意思が強くないとライターは難しい


おおむさんは講座を受講して、実際にクラウドソーシングサービスに登録し案件を受注する機会もあったそうです。

看護師としての働き方と比べてどうだったか聞いてみました。

「何件か案件を取らせていただいたんですけれど、 わたしは自分を犠牲にして相手に気を遣っちゃうので、自分の生活をあと回しにしてしまって。慣れてないのもあるんですけど、早くこれ終わらせなきゃって思って仕事を優先してしまうことがありました。」

在宅で自分のペースで働けるかと思いきや、ライターの仕事も相手ありき。

活動を始めて間もないおおむさんは慣れていないところに加え、相手に気を遣いすぎる性格もあり、仕事と私生活のバランスをとるのがとても難しかったそうです。

「自分でなんでも管理しないといけない難しさはひしひしと感じました。 そこを自分を優先にできるメンタルがあれば、やりやすい職業かなとは思います。今のところわたしは人のことを優先してしまうのでなかなか大変です。」

SNSで「子ども優先」「自分のやりたいこと」といったワードが目を引く在宅ワークの広告。

そんな広告もたくさん目にしたおおむさんでしたが、実際は結構大変なんだと感じたといいます。

「看護師は勤務時間が決まっているので、その時間は人のためだけに思いっきり時間を使える。 メリハリが勝手につくんですけど、在宅ワークは自分でメリハリつけないといけない。自分を大事にするぞ、みたいな意志が強くないと難しいなって思いました。」

自分を大事にする。

ハードワークで体調を崩したおおむさんの言葉に重みを感じました。

在宅でWebライターの仕事をしていると、オンとオフを自分で切り替えないといけません。

わたし自身も数か月ライター活動をしていて、未だに切り替えが上手くいかず仕事がプライベートを侵食しています。

おおむさんはどう乗り越えたのでしょうか。

「わたしはやらないと気になっちゃうタイプなので、やれる範囲のところだけ受けることにしました。 で、そこをできるだけ早めに終わらせて、自分の他のことをするみたいな感じで乗り切りました」

自分の状況に合った案件を請け負い、切り替えられるように工夫していたようです。

色々な案件に挑戦してみることも大切ですが、そのときの自分の状況に応じて、できることを見極め仕事を選ぶことも同じくらい大切だと思います。

そのバランスが「自分を大事にする」ことにも繋がっているのではないでしょうか。

自分で仕事とプライベートをしっかり管理するために「自分を大事にする」という気持ちを持つことはその一歩に繋がるのではと思いました。


学びを自分を表現することに活かす


「なつみと式Webライティング講座」の受講を終えたおおむさん。

未経験で挑んだライターという世界でしたが、講座ではどんな学びがあったのでしょうか。

「 看護師の世界しか知らなかったけど、看護師以外にも、やっていける世界があるんだなっていうことを知れたのが1つ。 あと、事実をまとめて書くのが得意っていうのは、どうやら武器らしいっていうことも気付けました」

特におおむさんの場合は、20年看護師として働いてきたので、他の仕事を考えるとなると想像するのも難しかったのだと思います。

ところが、終わってみれば看護師としての経験で書く能力が身に付き、ライターとして大いに活かせることが判明。

今後につながる大きな学びがある一方で、自分の弱い部分にも気づいたと言います。

「自分の気持ちを外に出すというのが苦手なんだな、と。どうしても内に溜めちゃうっていう自分の弱点も知ることができました。 これから働いていくにあたってその弱点を、学んだ『書く』ということで少し吐き出すことができればうれしいですね。」

事実を正しく伝えることは苦にならない一方で、自分の気持ちを表現するのが苦手だというおおむさん。

学びを取り入れて、苦手な事に向き合っていく姿勢が素晴らしい。

長い間多くの患者さんや病院スタッフと丁寧に向き合ってきた姿が浮かびます。

「自分の気持ちを書くことができるようになれば、わたしを守りながら健康的に働いて生きていくことができるんじゃないかなって。大きな財産になったと思いますね。なので、仕事としてライターをしていくっていうよりは、看護師として気づいたことだったり自分自身のことをnoteとかで書いていきたいなって思っています。」

ハードワークが原因の体調不良で出会ったライターの世界でしたが、そこでの学びが自分がより働きやすく、生きやすくするために活かせそうです。

本当に無駄な経験など無いなと感じました。


ダメなら戻ればいい


「1歩外に出て、自分のやりたいことをやってみるっていうのは全然いいんだなって思いました。」

看護師として駆け抜けた20年。

長く走り続けていたからこそ、辞めることにもかなり悩んだというおおむさん。

「なつみ先生も言ってたんですけど、『ダメなら戻りゃいいんじゃない?看護師は国家資格だから戻れるんだよ』っていう免罪符がある。なのでとりあえずしんどければ休んでみる。何かを学んでもいいし、休むでもいいし、思い切って自分を大事にする時間をとるのが看護師としても人としても必要になるのかなって思いますね。」

今看護師として働いていて、いろんな悩みがあって今後の働き方を迷っている人におおむさんの言葉は背中を押してくれるに違いありません。

しんどいときは自分を大事にする時間をとる。

これは看護師はもちろん、全ての人にあてはまるのでは。

Webライティング講座で学びながらライターとして活動してみて、おおむさんの気持ちにどんな変化があったのでしょうか。

そして今後の活動は?

「やっぱりわたしは看護師っていう仕事が好きで、これから先も看護師として働いていきたい。
思いっきり患者さんに関わるために自分の体と心を大事にする時間をしっかり取れる働き方をしていきたいです。
学んだライティング技術を生かして、長く看護師ができたらいいなと思います。」

たくさん悩んで、新しい世界に触れたからこそ気づいた気持ち。

おおむさんのスッキリとした表情がとても印象的でした。


インタビューを終えて

念願のおおむさんとのインタビュー。

noteの文章もとてもわかりやすいですが、実際にお話しすると、落ち着いていて話もわかりやすくついいろいろと聞いてしまいました。

自分に引き継ぐように書くこと、自分を大事にする意識をもって仕事をすること。
インタビューの中でわたしも心に留めたいと思いました。

看護師の武器は「国家資格」だけではなく、日々の激務で培われた様々なスキルであること。

日々どんなことを意識して仕事に向き合うのか、いかに継続していくのか。

わたしもライターとして働く上で1人でも多くの人にわかりやすく伝わる文章を書きたい、届けたいと思います。

日々執筆でいっぱいいっぱいでも、どんなふうに書くか意識することを忘れず、スキルアップしていきたいととても励みになりました。



おおむさんについて

看護師(現在休職中)で私生活では双子の育児中。
忙しい看護師の仕事の合間に子ども会の役員もこなしています。
休職中にSNSで目に留まった「なつみと式Webライティング講座」を受講。
noteでは日々の気づきを発信しています。


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