私がアナログ手帳（バレットジャーナル）に戻った理由
デジタル管理を色々試した結果、結局手書きバレットジャーナルへと舞い戻った。今日は、そんな話。
私は、スケジュールはGoogleカレンダー使っている。家族で共有するという事が非常に大切なため、アプリが便利だ。今やデジタルでいろんな情報を管理する時代。どんどんデジタルが進む。本も、手紙も、手帳も……。デジタルで管理すると取消修正（編集）が楽。荷物も少なくなるし、最近手帳もデジタル化が盛んなようだ。私も少し興味があって色々試してみた。
試したデジタル手帳。Goodnotes5、Notion…
料理は料理専用アプリ、スケジュールはカレンダーアプリ……って、色々なアプリで管理するのもアプリが増えてイヤ。
一方で、手帳界隈で人気のデジタル手帳。Goodnotes5あたりも良いのだけれど、これはタブレットとタブレット用のペンがあって初めて活躍するものだな、と感じた。iPadを持ち歩かない私には少し不便だった。
今話題のNotionも使ってみた。iPadでもPCでもスマホでも閲覧編集可能で、データ管理にはとても良い。最初は、なんでもここに管理したらいいじゃない♪と色んなリストを作ってみたり。けれど、こういう無料のサービスは一体いつまで続くのだろう、と考えたとき、ふと手が止まった。
そんなことを言い出すとキリがないのはわかっている。サービスがいつまで続くか、いつまで無料なのか、は愚問かもしれない。Notionは私にとってはすごく魅力的だったので、"もし"が発生しても、別に構わない範囲で、読書リストや色々なリストをNotionで作成してみた。
けれども、結局私は、デジタルから少し距離をおくことになる。
私が、アナログ管理に戻った理由
デジタル管理を考えるようになり、明らかに私のPC（スマホ・タブレット）に触れている時間が増えた。それに比例するかのように、体調もあまり良くない、肩がこる、目が疲れるといった症状が出始めた。適度に運動したりしてみるが、やはり結構疲れている。デジタルで管理するようになり、こういった部分が気になった。
もう一つの大きな理由が、子供に対してだった。どうも、デジタル機器を触る時間が増え、子供と接する時間が減った気がする。子供の立場に立った時、お母さんがいつもタブレットやスマホを触っている、というのは、どんな気持ちがするだろう？と考えてみた。もちろん、子供がいるときにガッツリ作業をするつもりはないが、ふと思いついたことを書き留める時、スケジュールを入れる時、スケジュールを確認する時…そんな些細な"ちょっとした時”は増える。そして、その"ちょっとした時"に、ついでに何かを検索したり、他の作業をする機会も増す。
同じ画面でも、お母さんがテレビに夢中になっている、というのと、お母さんがスマホやPCに夢中になっている、というのは、違う。"子供を受け付けないオーラ""話しかけてはいけないオーラ"が、後者だと圧倒的に上だ。
子供がデジタル機器を活用する時代はすぐそこ。小学校の教科書も紙ではなくタブレットになる予定だし。本当にすぐそこ、なのだけれど、小さな頃からタブレットや画面に依存するような生活が子供の脳にとって良いかというと、否。『スマホ脳』の本を読んで、それは感じた。
ということで、主に自分の体調と子供との関わりから、まだアナログ管理の方がいいな、と感じた次第。デジタルの良さも十分あるのだけれど。自身の体調と子供が結局いちばん！という感じとなった。
そうなると、色々なリストを作成したくなる。ノートも欲しくなるというものだ。長年働いた自分へのご褒美としてロイヒトトゥルムのノートを買ってみた。なんでも書こう！この子は私の相棒だ。なんでも書いて良いのだ。好きに書いて良いのだ。ボールペン1本でなんだって書ける。
なんだかすごく心のデトックスをしているようで気持ちが良い。
ちょっとモヤモヤしたり、滞りを感じている時は、ノートとペンでなんだって書いていい！と唱えて、とにかく書いてみる。タイトルなんて必要なし。とにかく書いて書いて、眺めてみれば、文字はいろいろな気づきを与えてくれる。著名な本を読んで気づきを得るのも良いけれど、案外気づきは、自分の残した文字から訪れるものだ。
「検索性」を重視するものは、デジタル管理
文字を書く感覚を取り戻した私。かといって、なんでも手帳に書いたり、アナログであるかというとそういうワケじゃない。一番絶対デジタル！と思っているのは、「レシピ」。料理のレシピはとにかく検索から始まる。冷蔵庫にある材料で作れるものを検索する。ここでは本当にデジタルの管理が役に立つので、私は料理レシピを使って、レシピを保管している。
時代はペーパーレスの傾向（デジタル化）だけれども、便利さだけが正義ではない。本当に大事なことをしっかり重視して、選んでいきたい。
今日の独り言
心にも身体にも、負担のない方法で。
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