見出し画像

私はいったい、誰に恋をしていたのだろう。そして誰と恋をするのだろう。

どうも。たえこ(@yumyam_tammy)です。


なにやら”引き寄せの法則”というものが流行っているらしい。

「引き寄せの法則」という言葉をご存知でしょうか。自分が実現したいことを強く信じることで、それを引き寄せるということ。幸せだと思っている人は幸せを呼び寄せ、一方で不幸だと思っている人は、不幸を呼び寄せてしまうのです…。どんなに大きい夢でも、達成困難に思えるゴールでも、まずは「絶対にできる!」と信じるところからはじまるというわけです。

出典:【引き寄せの法則】夢を叶える人たちがやっている「30の習慣」 

いまさら!って声が聞こえて来そうだけど、最近知ったのです。
幼なじみの話で。

彼女が言うには、結婚を意識したときに、こんな人と一緒にいたい!ってびっしり書き出したメモをお財布に入れておいたら、そんな人と結婚できた、と。
これは”引き寄せの法則”なんだ、と。

正直、半信半疑だったけど、信じないと手に入らないっていうのは割と本当だと思っているので、面白がって書き出してみた。
ファミレスの紙ナプキンにびっしりと。


で、書き出したって事実はかろうじて覚えていたのだけれど、書いた紙をお財布に入れたことなんて、すっかり忘れてて、今日お財布を整理してたらでてきて、思わず「あ」って声を上げてしまった。
(ひとりランチの時でほんと良かった)

自分のことを棚に上げて、”イケメンw” から書き始めたこのメモは
小っ恥ずかしすぎて披露はできないけれど(興味ある人はリアルで会った時にでも声かけて)いまも大切にお財布に入ってる。

で、実際好きになる人はどんな人かというと、結構メモ通りだと思うのだけれど、心から好きな人とはどうにもうまくいかない傾向にあるんですよね。

なんでかなーって話は昨日も書いたけど、自分の言葉を失ってしまうからじゃないかと。

相手の期待に応えることばかり考えて、「自分」がなくなってしまうと誰とも一緒にいられなくなる。
もちろん、自分を持つことで一緒にいられなくなる人もいるんだけど、自分を持つことで一緒にいる人は「一緒にいたい」と思う人だけになる。

そう書き切った後で、気づいた。
恋は、もっとシンプルで、もっと残酷なんだ。


いまもまだ、消化不良な人がいる。
たった3ヶ月も一緒にいられなかったその人は、生まれて初めて一目惚れした人だった。
臆病で、とにかく自信もなくて、コミュニケーションの中で向けられる優しさに惚れるのがいつもの私。一目惚れなんて考えられない。
なのに。はじめましてのその彼に、出会って、数秒で心が動き出していた。

その彼に会うときは、いつもよりメイクにも服装にも気をつけた。
ネイルもボディクリームも、歯磨きだっていつもより細やかだったと思う。
ちゃんとした「私」でいたかった。
少しでもキレイな、少しでも賢い、少しでも物分かりのいい「私」でいたかった。
だって、彼の中で私は”彼女”のフォルダに入る人ではないと知っていたから。
(いまにして思えば、知った気になっていただけかもしれないけれど)
嫌われたくなくて。少しでも一緒にいる時間を延ばしたくて。
背伸びしてもいい関係なんか築けないことは身にしみて分かっていたのに、バカのひとつ覚えのように「彼が求めてるかな?って考えた私」を演じることしかできなかった。

これじゃあ、ダメだ。と気づく頃には身動き取れないところまで追い込んでたみたい。あっけなく、ゲームセット。もう会えないとだけ残して、彼は私の前から姿を消した。

そう。恋は残酷。落ちたら、自分の立ち位置を簡単に見失える。
あの頃の私を脳内メーカーで見たら、はみ出しそうなほどに恋と書かれたハートで埋まっていたに違いない。
夢とか、成長とか、歌うとか、そんな大好きな単語もなりを潜めてたと思う。

そうしてピンクの脳みそで思うことは、相手の期待に応えたい。
だけじゃない。あなたと会えて幸せ!
だけでもない
丸裸の自分の汚さを知られるのが怖い。

受け入れて貰えない可能性と暴れる自分の気持ちを必死で戦わせていた。

きっと私は、彼よりも、私自身に恋をしていたのだと思う。
少なくとも、彼にはそう映っていたような気がする。
かっこ悪いと言われても、嫌われても、どうしても伝えたい。
そんな彼へと向かう言葉を持てなかったのだから。

もう遅いことはわかっているし、そもそも始まってもいなかったのだけれど、また彼のように素敵な人と過ごせる機会を得られるなら、今度は一緒に恋をしたい。ハタから見たらバカって言われても、私たちが私たちの言葉で向き合えるなら、そんな幸せなことはないもの。
愛すべきバカが大好きなのです。

灯台もと暮らしの佐野さんが、noteでこんな記事(ポエム)を上げていた。

私が心のどこかで羨ましいと、畏怖を感じたり、まだあなたと話せない、話したい、でもまだ近付けない、避けたい、話したくない、きゃあ目が合った、と思う人は男性であれ 女性であれ「私はまだあなたと対等に話せる言葉を持っていません」と感じる人だ、と本能が言っている。いい女の条件は、「対等に話せる言葉を持っているか、どうか」かもしれないと、たまに思う。

この部分を読んで、やっと腑に落ちた。
勇者の剣をもたないで、世界の平和は取り戻せないのだ。

この先、どうしても一緒に過ごしたい人と出会った時のために、
いまは自分のステージを必死であげようと決めた。
その中でしか、彼を消化することもできないと心が言っているから。


せっかくなので、これを読んでくれてる人には、例のメモをチラ見せ。

画像1

改めて見ると、ひどい。自由って素晴らしい。
「ごめん」「ありがとう」が素直に言えることは大事。

今日もYummyな1日を☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?