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間違いなく良い年になるはずだった。

note初投稿。湯村章平です。
気分屋なもので不定期にはなってしまいますが、今後こちらの「note」にて、以前書いていたブログのようなものを綴っていきたいと思っておりますので、何卒ご愛読いただければ幸いです。

まずは、明けましておめでとうございます。
昨年末は多忙を極め、振り返る暇もなく、あっという間に年を越しました。
自分一人でやらなければいけない事が多すぎて、初めて泣きたいという気持ちになりました。笑
なのでここで少しだけ2020年を振り返りたいと思います。

昨年は僕にとって30歳になる節目の年でした。
日本にとっても、東京オリンピックが開かれる『2020年』に、大きな期待を寄せて走り出したのを憶えています。
とにかく仕事が順調でした。
1月の時点で、すでに年間を通して沢山の仕事が決まっており、間違いなく良い年になると考えていました。
ただただ突っ走ろうと思っていた矢先のコロナ。

それからの記憶がほぼありません。
憶えているのは、見えない敵との終わりの見えない闘いです。
トイレットペーパーやティッシュなど、まさかの生活用品が不足し大混乱。
そしてただひたすら仕事のキャンセル対応。これはキツかった。
当たり前だった日常が突如奪われて、そして初めての経験ばかりで、本当にみんな大変だったと思います。

何度も心ない言葉をぶつけられました。
何度も理不尽に怒られ、罵られました。
何度も無視されました。
本当は誰も悪くないのに。
誰のせいでもないのに。
みんな生き残るのに必死だった。
やり場のない怒りや悔しさを、誰かにぶつける事でしか乗り越えられなかったのだと思います。
本当に気が滅入りそうな期間がありました。

それでも僕が乗り越えてこれたのは、会いたい人たちとの「再会」を夢見ていたからです。家族や親友、アーティスト、お客さん。
緊急事態宣言の解除後、久しぶりに会う人たちの元気そうな顔を見て、みんな生きてて本当に良かったと心の底から思いました。
そして、当たり前にあったこの日常がとても愛おしく感じました。
今も尚、コロナの影響で会えていない人たちも沢山います。
ただただ一刻も早い収束を願うことしかできません。


2021年。
奪われた時間を少しずつ取り戻し、
みんなの心の支えとなる素晴らしい「音楽」を、
これからも裏方として、
そしてアーティストとして、
届け続けられるよう精進します。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


2021.1.3
湯村章平

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