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心学研究家の小林正観さんは、著書の中で次のような事を仰っていました。

それは、「ありがとう」という言葉の持つ不思議な力についてです。

「ありがとう」を2万5000回言うと願いが叶う。5万回で奇跡が起こる。そして年齢の1万倍の回数を繰り返すと家族を救えるというのです。

不遇の目に遭い、なんとか家族を救いたいと思った人が、それに挑戦されました。

年齢の一万倍という事でしたから、当事30才だったその人は、カウンターで数えながら、ついに三十万回以上「ありがとう」の言葉を唱えたといいます。

さて、その人は本当に奇跡を経験し、家族を救えたのでしょうか?

実際三十万回を超えた時に体験したのは、何でもない日常でした。

でも、明らかに変わったのは、自分の脳だったと言います。

年齢の一万回以上「ありがとう」を言うためには、家族はもちろん、自然の動植物や、水や空気、お天気、自分の持ち物など、ありとあらゆる物に感謝する癖がついたのだそうです。

すると、何を見ても、何を聞いても、有り難くてたまらない気持ちになったと言います。

つまり、ありがとうという言葉によって、何にでも感謝出来るようになり、その結果物事がありとあらゆるいい方向に変わって行ったと言います。

今この方は夫婦共々、毎日幸せな気持ちで暮らしています。

脳が変わると、何を見ても有難いと思えるようになる…。

これが正観さんのいう、奇跡の起こし方だと私は思っています。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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