「感謝と祈り」第393話

小林正観さんの講演を聞いて、良い事が起こるようになりました.…と言った人があったそうです。

でも、それはちょっと違うと正観さんは言います。

小林正観さんは、プラス思考という言葉は一度も使ったことはありません。

「マイナスをプラスに変えなさい」と言ったこともないそうです。

「ピンチをチャンスに変える」という言い方もしたことがないと言う。

では、何故良い話を聞いて、良い事が起こるようになったと思う人が出てくるのでしょうか？

それは、楽しいと思う心が、結果として、その人の現実に起こるよう、神様が設定なさっているのです。

実は、ピンチという現象そのものが宇宙には存在していない。

だから、「ピンチと認識する自分の認識力の低さをやめなさい」と正観さんは言っておられます。

現象はゼロなので、ピンチをチャンスに変えるとか、マイナスの現象をプラスに置き換えたりする事は、必要ないのです。

宇宙にはピンチやマイナスの現象があるのではない。

現象は全部ゼロなので、ピンチと思う心やマイナスと捉える心が存在するだけなのだという。

心の幅を広げ、現象はゼロなのだと考えた時に、心は凪のように穏やかになり、幸も不幸も全部自分の心が決めているのだと知る事が出来ます。

プラス思考にしなければと思う前に、現象はすべてゼロであると考えてみてはいかがでしょうか？

そもそもピンチというのは、越えられる人にしかやってこないと考え、それを楽しめる心を養いたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。