「感謝と祈り」第449話
昨日は優れた人ほど、「黒子に徹する」というお話をしました。
今日はそれに補足して、少しだけ書き加えてみたいと思います。
タレントやスポーツ選手に限らず、なんらかのかたちで、有名になりたい、と思っている人は少なからずいます。
しかし、有名になれば、お金や名誉などは手に入るかもしれませんが、それと引きかえに、自分や家族のプライバシーがなくなるということでもあります。
だから、自分だけでなく、家族や親族がほんの少しでも他人や社会に迷惑をかけようものなら、ヒステリックに叩かれる。
芸能人が問題を起こした時に、一般の人よりも酷いバッシングを受けるのは、有名税という名の嫉妬心なのかもしれません。
その他、自慢したり、偉そうにすると、嫌われて他人の嫉妬心をかきたてるし、もっと言うなら敵意までも持たれます。
「潜行蜜用 如愚如魯(せんこうみつようはぐのごとくろのごとし)」 という禅の言葉があります。
目立たぬよう、際(きわ)立たぬよう、誰がしたかわからないように、ひそかに淡々と、日々自分のベストを尽くすこそが大事、ということ。
誰かに見てもらいたい、つまり有名になりたい、ということは、この「潜行蜜用」の真逆にある行為なのです。
現代は、SNSやブログなどで個人の発信がいともたやすく出来る時代。
だからこそ、自分の幸福の吹聴やちょっとした自慢は、他人からの嫉妬心を招く元になります。
『優れた人物ほど「黒子」に徹する』という言葉を胸に刻みたいですね。
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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