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作家で精神科医でもある加賀乙彦氏が、
老衰のため93歳で逝去されました。

加賀氏は精神科医として東京拘置所の医務技官を務め、多くの死刑囚、無期囚と向き合ってこられました。

そして、ある対談の中で、ご自身の死生観も含めて、死刑囚と無期囚の違いについて、こんな風に述べています。

無期囚は、死ぬまで牢獄にいて、そこで働かなければいけないので、退屈が一番嫌なわけです。

だから、最初は暴れていた囚人も、10年もすると大人しくなり、あらゆる器官が鈍感になるようになってくるそうです。

それに比べて、死刑囚は、いつ死ぬか分からないという恐怖に晒されているから、
濃密な時間が流れるし、色んな事を考えたり、悪口を言ったり、逆に心を開いてくれる人も多いといいます。

死ぬその日まで、元気でいることが多いそうです。

死刑囚は特殊な例かもしれませんが、
考えてみれば、私達はいつ神様に呼ばれてもおかしくない、そんな命の期限がありますね。

明日死ぬかもしれないと本気で思ったら、
日々を真剣に生きようとするのではないでしょうか?

命がある程度保証されていたら、全ての事に鈍感になるが、期限付きの命だと考えたら、俄然命の大切さに気づき、前を向いていかざるを得ない。

神様にいつ呼ばれても後悔しないように、
日々を真剣に生きる事を心掛けていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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