「感謝と祈り」第914話

【「中今」の精神】が、日本の神道にはあります。

神社本庁総長、田中恆清（つねきよ）氏ののお話の中から、今日は抜粋して投稿します。

田中氏によると、神道が他宗教と大きく違う点は超常現象や奇跡、ひいては理想郷を追い求める類の信仰ではないと言います。

煎じ詰めると、「清く」「明るく」「正しく」「直（なお）く」 生きる道を説く「浄明正直（じょうみょう）」が根幹にあり、正しくあるための生き方を探求する宗教だということです。

この生き方を実践するには、今のために一所懸命に生きなければなりません。

過去に執着せず、未来に託した今を生きるのではなく、今この瞬間を生きることに注力する。

🍀すなわち「中今（なかいま）」の精神こそが浄明正直でいるための道だと教えています。

神道にある道とは、誰かに教わったり説明されても理解できるものではなく、教えの書である教典もないそうです。

今一神教を信じる人が日本にも沢山いますが、それぞれに教典があり、その宗教以外の信仰は認めないという所が多くあります。

しかし、神道には他の宗教を排斥することはせず、お互い共存共栄していこうという懐の深さがあるのです。

私は神道を信じるものではありませんが、今を一生懸命生きる中今(なかいま)の精神は、とても素晴らしいなと思います。

他の宗教を排斥したり、お互いの解釈の違いで争う事をしないで、お互いを尊重し合いながら、今という時を真剣に生きる事で
幸せの方向にシフトしていきたいですね。

今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。