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感謝と祈り🍀

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少しでも自分に自信を持って、楽しい日々をみんなに過ごして欲しい・・・。そんな思いを持って、毎日ひと言ずつ、私がいいなと思った言葉を紹介しています。 みんなが根っこでつながっている…
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#今日

「感謝と祈り」第730話

「悟りを開くとはどういうことでしょうか?」という質問を、あるご住職が受けられたそうです。 単純に悟りを得るという意味で捉えていいのか、それとも悟りを開くことにどんな価値があるのかということなのか、答えるのが難しかったようです。 しかし、いずれにしても、これは無になるのと一緒で、あまり何かをしようと思わない方がいいとその方は答えられました。 悟りを得よう、得ようと思っている間は、本当の悟りは得られないそうです。 あまり意識せずに、一心不乱に目の前の事に集中し、無になった

「感謝と祈り」第682話

今日一日、自分の身体に感謝してみませんか? 中村天風氏が、自分の身体に感謝をすることの大切さを、こんな言葉で教えてくれています。 『朝、眼がさめるのは当りまえだと思っているね。 それが当りまえでない証拠に、いつか時が来れば、どうしても眼のさめない朝が来る。 それは、あっちへ行っちまうことになるんですよ。よく考えなさいよ。』 普段いかに、恵まれた日常に無頓着であるか、改めて耳が痛い気がします。 寝ているうちに息が止まっても、誰も文句も言えないのです。 淡々と過ぎてゆく

「感謝と祈り」第636話

順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏は「“現状維持でいい”と思うところから老化がはじまる」と考えているそうです。 今の世の中は変化に満ちていて、同じ場所で、同じことをしているだけではどうしても取り残されてしまいます。 そこで大事なのは「はじめるハードル」を下げることだと小林氏は言います。 立派なこと、新しいことをはじめなくても構わないそうです。 「はじめたけれど、まったく続かなかった」でも問題ありません。 なによりも「はじめる」を習慣にしてほしいのだと言う。 いつもと

「感謝と祈り」第634話

『「これから」が「これまで」を決める』という言葉に出会いました。 私たちはとかく、これまでの学歴や、職歴、功績がこれからの人生を決めると考えて、がんじがらめになってしまいます。 しかし、そうではなく、どんなに悲惨な人生を歩いて来ても、「これから」が良いものであれば、それまで生きてきた人生も塗り替える事が可能だと理学博士で宇宙物理学の泰斗、佐治晴夫先生は教えて下さいます。 佐治先生は1/fゆらぎ理論を家電製品に応用したり、NASAやJAXAにも貢献し、いくつかの大学学長を

「感謝と祈り」第623話

私たちは、夢や希望を沢山持ち、それを実現するために努力する事が、人間として立派な事だと教えられて来ました。 実はそれは西洋の考え方が強いと小林正観さんは言います。 努力する事は、大変素晴らしい事です。 したい人は、どんどんすれば良いと思います。 でも、思いを持ちすぎると、執着が生まれて、そうならなかった時に、がっかりすることになり、悩みが生じて来るのです。 それを克服する為に、悩み苦しみをゼロにする方法が東洋的にはあるのだ、と正観さんは仰っています。 「思い」を持た

「感謝と祈り「第594話

一期一会という言葉がありますが、皆さんもよくご存知だと思います。 でも年齢を経てくると、色んな方が身近で亡くなったりして、余計身に染みる今日この頃となりました。 例えば、今日、私たちがそれこそなんの因縁だか、お会いしましたとしましょう。 だけどこれで別れた後、どうなるかわからないのです。 だから、私たちは会って別れた瞬間、それは永別だと思った方が正解なのかもしれません。 だけど誰もそう思わないですよね。 また、直ぐに会えると安易に思ってしまう。 瀬戸内寂聴さんは、

「感謝と祈り」第565話

朝という漢字を見ると、十月十日という言葉が隠れています。 これは、私達が受精卵であった時に、お母さんのお腹の中で育つ期間をいい、それを経て生まれて来るのす。 だから、私たちは朝が来る度に生まれ変わっていると思って良いのです。 「明けない夜はありません。」 若い頃は、この学校や会社に入れなかったら生きている価値はない、などと思い詰めることがあります。 それは、病気や事故、恋愛や人間関係の挫折、仕事上の失敗、などに出くわしたときにも同じように感じるでしょう。 しかし、

「感謝と祈り」第562話

仕事も、趣味や様々なボランティアも、あまり好きすぎると、人生を楽しむことができない。 賛否両論あると思いますが、人生はあまり明確な目標設定をしない方がいいという。 たとえば、仕事が大好きで、これこそが自分の生き甲斐だという人が、定年などで、その仕事を続けられなくなったとしたら、他にやることがなくなり、魂の抜けた夢遊病者のようになってしまう。 人生は、好きなことも、嫌なことも、面倒なことも、全部混合でやっているのです。 だからこそ、雨の日は雨を、晴れの日は晴れを、曇りの

「感謝と祈り」第560話

《つまづいたおかげで》 相田みつをさんの「人間だもの」という詩があります。 今日はこの詩を紹介します。 「つまづいたり、ころんだりしたおかげで物事を深く考えるようになりました。 あやまちや失敗をくり返したおかげで、少しずつだが人のやることを、暖かい眼で見られるようになりました。 何回も追いつめられたおかげで、人間としての自分の弱さと、だらしなさをいやというほど知りました。 だまされたり、裏切られたりしたおかげで、馬鹿正直で親切な人間の暖かさも知りました。 そして.

「感謝と祈り」第548話

「人生が楽しくありません。もう、死んでしまいたい。」という人に対して、小林正観さんは、いつも同じ事を言われたという。 それは、次のような言葉です。 ※「一つだけ質問があります。あなたは今まで『投げかけ』をしてきましたか?」 「死ぬのを三年延ばして、騙されたと思ってやってみませんか。三年間の『投げかけ』をやってみたらどうでしょうか」 「投げかけ」とは「自分が喜ばれる存在になること」「何かにつけて喜ばれるように生きること」 そして「これが喜ばれるだろう。あれが喜ばれるだ

「感謝と祈り」第532話

「日日是好日」は、中国・唐時代の雲門文偃禅師の言葉です。 禅語は、私たちにとって、生きる上で指針となり、いつも大切な事を教えてくれます。 さて、様々な解釈が可能な言葉ですが、概ね次の三つの教訓を示唆しているようです。 ◎一つは、その日にどんなことが起きてもよい日と受け止めよう。 ◎二つ目は、今日は二度とないかけがえのない一日と自覚して全身全霊で生きよう。 ◎三つ目が、善し悪しの判断を超えてどんな日もそのまま受け入れよう、というものです。 人生の中には、晴れの日も雨

「感謝と祈り」第465話

1日の時間の使い方で、人生が大きく変わるという。 一人の時間をどう使うか。 それが運命を決めるということである。 一日は24時間と決まっています。 時間は目に見えないけれど、本当に大切なかけがえのないものです。 その使い方によって、運命が左右されるなら、私たちはどのように考えていけば良いのでしょうか? 今日は、参考になりそうな、賢者の言葉を見つけたので紹介します。 「時間だけは神様が平等に与えて下さった これをいかに有効に使うかはその人の才覚であって、うまく利用し

「感謝と祈り」第332話

「日々(にちにち)これ好日(こうじつ)なり」 これは雲門和尚という方が、弟子たちに 向けて言った言葉だそうです。 禅の修行の集大成として、大切だと思う事を、この一句に表して、弟子たちに示したのです。 この言葉は、よく掛軸などにも書かれて、床の間に飾ってある家庭もありますね。 ふつう、これは、毎日が平穏無事、快適に過ぎていくといった意味で使われているが、禅の場合にはそうではない。 人生には雨の日も風の日もあり、毎日が良い日ばかりではない。 嵐の日もあれば、どうしよう

「感謝と祈り」第327話

小林正観さんは「念を入れて生きる」 という事について、こう語っています。 『「念」という字を分解すると、 「今」と「心」と書く。 今、目の前にいる人、目の前にあることを大事にする心のこと。 つまり、目の前にいる人に喜んでもらう生き方なのです。 愚痴や悪口や不平不満を言わず、明るく感謝の心で接すること。』 我々は、「今」というこの時間と、 「ここ」という空間以外には存在しない。 だから、どこまでいっても「今、ここ」しかない。 明日になっても、「今、ここ」だ。 そし