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感謝と祈り🍀

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少しでも自分に自信を持って、楽しい日々をみんなに過ごして欲しい・・・。そんな思いを持って、毎日ひと言ずつ、私がいいなと思った言葉を紹介しています。 みんなが根っこでつながっている…
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#仕事

「感謝と祈り」第726話

《万事入精(にゅうせい)》 この言葉を、知人から最近教えてもらいました。 あらゆることに、誠心誠意を尽くしていくという意味だそうです。 そして、「勤勉性」は「万事入精」と同義であるということです。 何事も疎かにせず、懸命に取り組む姿勢こそが、日本人が大切にしてきた特性であり、戦後の日本を経済大国へと押し上げた大きな要因ではないでしょうか? 安岡正篤師に「傳家寶(でんかほう)」と題する一文があります。 「事の前に在りては怠惰(たいだ)  事に当たっては粗忽(そこつ)

「感謝と祈り」第693話

ロックフェラーといえば金持ちの代名詞になっている大富豪だが、彼にはモットーがあったと言います。 それは、 「うんと稼ぎ、うんと貯め、うんと寄付せよ」 という言葉で表現されています。 これが彼の一生を貫いたモットーであったから、ロックフェラーは、月給が二十五円のころから月々キチンと貯金をし、それと同時に毎週二銭ずつ教会に寄付することを忘れませんでした。 彼は一生で五十億円(昭和八年の貨幣価値で)稼ぎ、そのうちの三十億円を寄付し、財産は二十億円ぐらいあったといわれています。

「感謝と祈り」第690話

この世に雑用という仕事はない。 その事を物語る、渡辺和子氏のこんなエピソードがあります。 『渡辺和子さんがアメリカの修道会にいたときのことです。 食事の準備のために、食卓にお皿を配っていた渡辺和子さんに、あるシスターが寄ってきて訊ねたそうです。 「あなたは今、何を考えながらお皿を配っていますか?」 渡辺和子さんは戸惑いつつ、「いえ、何も考えていません」と答えました。 そのときシスターは、「あなたは時間を無駄にしています。なぜ、このお皿を使う人の幸せを祈りながら配らな

「感謝と祈り」第680話

コメディアンで司会者の萩本欽一さんが、仕事は「つまらないもの」という事が前提で始めなければならないと教えてくれる。 石の上にも三年ではなくて、石の上にも5年を目指すといいそうです。 三年では、仕事をやっと覚えたばかりで辞める事になる。 でも、5年いると、そこからやっと面白さに気付けるようになると言う。 仕事でも結婚でも、何でもそうだけど、達成したらゴールではなくて、そこからがスタートだと思う事が必要です。 結婚することがゴールだと考えた人は、その先には夢のような出来

「感謝と祈り」第636話

順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏は「“現状維持でいい”と思うところから老化がはじまる」と考えているそうです。 今の世の中は変化に満ちていて、同じ場所で、同じことをしているだけではどうしても取り残されてしまいます。 そこで大事なのは「はじめるハードル」を下げることだと小林氏は言います。 立派なこと、新しいことをはじめなくても構わないそうです。 「はじめたけれど、まったく続かなかった」でも問題ありません。 なによりも「はじめる」を習慣にしてほしいのだと言う。 いつもと

「感謝と祈り」第600話

最近、アートを学びにアフリカに行ったショーゲン氏のお話を聞く機会がありました。 その人がいた所は、人口200人のブンジュ村という所で、そこでショーゲン氏は、長老のカンビリ家にお世話になったそうです。 そして、ある日ショーゲン氏は、カンビリさんからこんな質問を受けたそうです。 「ショーゲン、画家としてやっていく為には、どうしたらいいと思う?」という質問です。 さて、皆さんならどのように答えるでしょうか? その時、カンビリさんは、画家としてやっていく一番いい方法は、「感

「感謝と祈り」第592話

若い人と付き合う事が、若さの秘訣だと言われていますが、むしろ優れた老人と付き合う事の方が大事だと瀬戸内寂聴さんは仰っています。 そして、若さを保つ一つの方法として、森信三先生は、仕事に対する三つの秘訣を教えてくれています。 一つ、思い切って、とにかく手をつける。「即今着手」 二つ、一度着手した仕事は二等分線を越えるまでは「一気呵成」にやってのけること。 三つ、仕上げはまず80点級のつもりで、絶対期限を遅らさないこと。この良い意味の「拙速主義」が大事です。 優れた老人

「感謝と祈り」第582話

本日は、『日本は天皇の祈りに守られている』(致知出版社、平成25年刊)より、日々私たち国民・国家を思って下さる天皇陛下の「祈り」に学ぶ記事をご紹介します。 是非天皇陛下の存在の有り難さを、皆さんにも知ってもらえたらいいなと思います。 色々なご公務をこなされている天皇陛下ですが、その一番大事な公務は何かと言うと、「宮中祭祀」なのです。 分かりやすく言うと、日本の神々をお祭りすることが天皇の大切な仕事であり、それが「祈り」によって支えられています。 「祈り」というのは、つ

「感謝と祈り「第567話

皆さんは、人生の中で岐路に立たされて迷った時、どうしようと思いますか? 例えば、勉強しようか、漫画を読もうか迷ったり、仕事をすべきか、横になるかという小さな事まで、私たちはいつも選択を任されています。 そんな時、自分はどっちも選べなくて、なんて不甲斐ないんだろうとか、何故大きな事が出来ないんだろうと悩むのは時間の無駄だと思います。 それよりも、二者択一で考えて、どっちがマシかを選ぶ方が良いという事を聞きました。 人生に、完全に進める攻略法なんて存在しないからです。

「感謝と祈り」第566話

人生は100年時代に突入したと言われて、久しい。 そして、長生きすると、やはりお金も必要になるし、仕事も長く続ける必要が生じてきます。 でも、仕事やお金といった有形の資産だけを追い求めると、とても虚しい人生になるのではないでしょうか? 私たちが考える 「よき人生」とは、やさしい家族やすばらしい友人、高度なスキルと知識、肉体的・精神的な健康などに恵まれた人生のことで、それこそが無形の資産と言えると思います。 もっとも、無形の資産と有形の資産を完全に切り離せるわけではあり

「感謝と祈り」第562話

仕事も、趣味や様々なボランティアも、あまり好きすぎると、人生を楽しむことができない。 賛否両論あると思いますが、人生はあまり明確な目標設定をしない方がいいという。 たとえば、仕事が大好きで、これこそが自分の生き甲斐だという人が、定年などで、その仕事を続けられなくなったとしたら、他にやることがなくなり、魂の抜けた夢遊病者のようになってしまう。 人生は、好きなことも、嫌なことも、面倒なことも、全部混合でやっているのです。 だからこそ、雨の日は雨を、晴れの日は晴れを、曇りの

「感謝と祈り」第542話

今日は、坂村真民氏の詩を紹介します。 なぜ命ある限り歩む必要があるのか、考えさせられる素敵な詩です。 そして、それは「自分の花を咲かせるためだ」と先生は仰います。 「悟り」という詩がある。 「悟りとは、自分の花を咲かせることだ。 どんな小さい花でもいい。 誰のものでもない独自の花を、咲かせることだ。」 先生がすべての人に托したメッセージです。 最後に先生が生涯のテーマとした詩を紹介します。 「ねがい」という詩です。 「人は終焉に向かって自分を磨いてゆかねばなら

「感謝と祈り」第541話

立地条件の悪い所にある旅館で営業を続けている店主が、売り上げを伸ばしたいと考え、もっと観光地である事をアピールすべきだと声を上げたと言います。 そうすれば、客がもっと観光地に来てくれて、その他の旅館も売り上げが伸ばせるはずだと考えたのです。 しかし、小林正観さんは、この考えは少し方向性が違うと話されます。 この旅館が立地が悪いにも関わらず、今まで営業を続けてこられたのは、旅館そのものが良いからなのです。 だから、宣伝に力を入れるよりも、もっとお客様が心地よく過ごせて、

「感謝と祈り」第538話

都会の一角で、92歳になった今でも、靴職人として、毎日街頭に座って靴を磨き続ける中村幸子さん。 怪我で正座が出来なくなった現在も、座ったまま、手で靴クリームを直接靴に塗り込み、それから磨きあげるのだそうです。 何故かというと、布で靴にクリームをつけると、布の方にクリームが染み込んでしまう為、手で直接刷り込んだ方が靴が美しくなるからだそうです。 そのせいで、中村さんの手には指紋がなくなったそうですが、手は洗えばいい.…それよりもお客さんが良くなればいい、と思ってやっている