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感謝と祈り🍀

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少しでも自分に自信を持って、楽しい日々をみんなに過ごして欲しい・・・。そんな思いを持って、毎日ひと言ずつ、私がいいなと思った言葉を紹介しています。 みんなが根っこでつながっている…
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#人生

「感謝と祈り」第745話

コメディアンの萩本欽一さんは、人生で一度も苦労した事がないと言う。 そして、ここで面白いのは、萩本欽一氏は人生は引き寄せるものではなくて、 「人生は来る」もの、だと言います。 「人生は来る」と考えると楽しいし、正面からプレゼントがこっちに向かってやってくるような感じがすると言う。 プレゼントの中味は、楽しいことだけとは限らないかもしれないけど、何かが来るんだ、と思っていれば、ちょっとした心の準備が出来るから。 「人生には辛いことも来る」と聞いたら、その辛さは自分だけじ

「感謝と祈り」第732話

茶道裏千家正教授として、茶道の心、日本人の生き方を国内外の多くの人々に伝え続けている米澤喜美子さん。 60年以上、茶道の道を一途に歩んできた米澤さんから、千利休の教えを交え、茶道に学ぶ、よい人生を送るヒントをご紹介します。 日本文化を一人でも多くの方に伝えたいという米澤さんですが、心を込めてお手前をしましょうという、茶道の基本は、「目の前の人を大切にしましょう」という生き方にも繋がっています。 そして、千利休は、茶の心を「和敬清寂(わけいせいじゃく)」の四つの文字(四規

「感謝と祈り」第708話

惜しみなく与える人は、幸せな人生を送るようです。 その反対に、けち、出し惜しみ、出ししぶるような行動を取る人は、愚かな人となります。 自分の運命を曇らせていると、常岡一郎氏は言います。 何故なら、この世はすべて出したものが自分を守るからだそうです。 だから、汗をかき、力をしぼり、心をくばる事が大切になります。 その鮮やかなくり返しが、新陳代謝となり、私達の身を守ってくれるのてす。 これは、天地のめぐみを呼び出す生き方になるのです。 その反対の生き方として、掴む。

「感謝と祈り」第703話

皆さんは「遊び」について、どのように感じていらっしゃいますか? 藤原東演住職は「遊び」について、こう語っておられます。 『「遊戯三昧(ゆげざんまい)」という禅語は、「無門関」の第一則に出てくる。 我を忘れて、無心に遊んでみないか。 仕事も、趣味も、生活でなすことも、さらには人生の運不運もすべて遊び心で生きることがすばらしい。 仕事は成果をあげなくてはならないし、 「何かのため」という意味づけが不可欠だ。 ところが、遊びは何かのためにという目的がないし、その成功とか

「感謝と祈り」第697話

スウェーデンの首都、ストックホルムに住む75歳以上の市民を対象にした3年間の追跡調査があります。 それによると、他人とのつながりのない一人暮らしの人は、そうでない人に比べて認知症になるリスクが1.5倍に高まることがわかったそうです。 また世界各国の膨大なデータを集めたメタ解析調査からも、孤独な人は、そうでない人に比べて、死亡リスクが1.5倍だという結果も出ているそうです。 このように、知人たちとのつながりは、私たちに生きるパワーを授けてくれているのです。 その理由とし

「感謝と祈り」第696話

人生というのは、「最悪」という体験をすることによって、今度は良い方に向かう絶好のタイミング(チャンス)なのだと偉人は教えてくれます。 「カンパニーぜよー!」と意気込んで、ようやく手に入れた船で初船出を果たしたと思ったら、天下の徳川御三家の船と衝突して、船が沈んでしまう体験をした坂本龍馬。 しかし、坂本龍馬はその事件で億を超えるお金を手にする流れを作りました。 作家を目指すも本を出してくれる出版社はなくて、自費で作ったものの全く売れなかった文豪、宮沢賢治。 作家を目指す

「感謝と祈り」第695話

人生の後半生で必要な事は、ギアチェンジすることだと齋藤孝氏は言います。 還暦を迎えて、定年になってしまったら、それまでの生き方とまるで立場が逆転してしまうからです。 それまではがむしゃらに働き、上司として部下を持ち、華々しい経歴を持った人でも、いつかはその役職から離れる日が来るのです。 例え、雇用を継続したとしても、それまでの給与よりも減額されてしまうし、役職を離れれば、その人に対する評価も変わってしまうからです。 立場が今までと変わると、急に自信を失ったり、やる気が

「感謝と祈り」第694話

人の人生というのは、すべてが「縁起」によって作られています。 縁起というのは、自分以外の因果関係、(人、事、物、現象、神、仏)で組み立てられているがゆえに、自分の思いどおりに自分の人生がつくれると思っている人間は、必ず苦悩するとお釈迦様は仰いました。 実は、自分の思いによって自分の人生をつくっているということは、まったくないのだそうです。 だから、ちょっとでも自分の意思によって自分の人生が成り立っている、成り立たせることができると考えている者は、必ず苦悩する事になると言

「感謝と祈り」第683話

《人を看(み)るには、ただ後(のち)の半截(はんせつ)を看よ》 (人生は、前半より後半に勝負をかけた方が良い。) これは、境野勝悟(かつのり)氏の言葉です。 人はとかく人生の前半に重きを置いて、前半が良ければ幸せだと思ってしまう。 良い学校に行き、出来るだけ人よりも良い企業に就職して、安定した報酬を得ることが幸せだと、前半に力を入れる人が多いのです。 でも、これとは全く逆の行動を示した人がおられました。 それがマザーテレサです。 マザーテレサは、「死を待つ人の家

「感謝と祈り」第680話

コメディアンで司会者の萩本欽一さんが、仕事は「つまらないもの」という事が前提で始めなければならないと教えてくれる。 石の上にも三年ではなくて、石の上にも5年を目指すといいそうです。 三年では、仕事をやっと覚えたばかりで辞める事になる。 でも、5年いると、そこからやっと面白さに気付けるようになると言う。 仕事でも結婚でも、何でもそうだけど、達成したらゴールではなくて、そこからがスタートだと思う事が必要です。 結婚することがゴールだと考えた人は、その先には夢のような出来

「感謝と祈り」第673話

🔳楽しい 🔳嬉しい 🔳面白い 🔳幸せ いつも口に出して言っていれば、人生はもっと楽しくなり、もっと嬉しくなり、もっと面白くなり、幸せは続いていきます。 人生には、いつもどんな口癖をしているかによって変わってきます。 実は、たまに舞い込む幸せよりも、日々の 暮らしにある幸せに感謝する事が、最も大事なのです。 誰かを 喜ばせようと毎日考えて、行動していれば、幸せになります。 明るい言葉を話し、誰かの為になる事を考えて、日々楽しく生きる事が、幸せに近づく最も効果的な方法で

「感謝と祈り」第663話

産婦人科医・医学博士、池川明氏は著書『ぼくが生まれてきたわけ』(KADOKAWA)の中でこう語ります。 『人はなぜ、生まれてくるのでしょうか? これを子どもたちに聞くと、「人の役に立つため」、とりわけ「家族を幸せにするため」という答えが多いと言います。 臨死体験をされた方々の複数の証言によると、死後、閻魔様(えんまさま)の前で聞かれるのは、次の2つのことだと言われます。 1. 陰徳(いんとく)を積んだか?(人知れず、他人の役に立ったか?) 2. 自分の人生を楽しんだ

「感謝と祈り」第657話

《人は忙しい中にも 静かにくつろぐような心を持たなくてはならないし、苦しみの中にあっても、 そこに楽しみを見出す工夫をしなければならない。》 佐藤一斎・(儒学者 )氏の言葉です。 大きい仕事を成そうという人は、大変忙しいものです。 そこまでいかない凡人の私たちもやることはたくさんあって、日々物事に追いかけられます。 だがその中にあっても、くつろぐ時間をつくって本をじっくり読んだり、人と会って楽しく話をしたりする事が、人生に輝きをもたらしてくれるように思います。 そうし

「感謝と祈り」第652話

ひろさちや氏の「人生を目的地主義にしてはいけない」という文章がある。 『フランスのノーベル賞作家のアナトール・フランスの随想録である『エピクロスの園』に、こんな話があります。 「人と精(精霊)」という寓話ですが、ある精が、一人の10歳の子供に一本の糸毯(いとだま)を与えて、こんな風に言ったのです。 「この糸はお前の一生の日々の糸だ。 時間がお前のために流れてほしいと思う時には、糸を引っぱるといい。 糸毯を早く繰るか永くかかって繰るかによって、お前の一生の日々は急速に